『HAJIMARE Project』合格者9人が決定、RE-GE誕生へ “はじまり”の先を照らした最終回

1月30日に配信された『HAJIMARE Project』#10は最終回。11月から毎週のように見守ってきた番組が、いよいよ終わりを迎えると思うと、やはり少しさみしい。だが、結果発表は区切りであると同時に、彼女たちの時間がここから別の形で動き出す合図でもある。そんな気持ちを抱えながら、#10で描かれた最後の瞬間を振り返りたい。

冒頭から審査員による選考会議から始まった。緊張感が漂う中で、コレオグラファーのTAKUYAが「成長が見れた」、eatが「成長度合いがナンバーワン」と手応えを口にする。ボイストレーナーのなつきは「品があって華やか」、あゆみは「伸びしろに期待したい」といった言葉を添え、誰かを落とすためではなく、一人ひとりの変化を拾い上げるように丁寧に議論が進んでいく過程が見えた。

そしてついに合格者9人の名前が呼ばれる。選ばれたのは白石るり、臼井碧依、高月凛々、禾本珠彩、針ヶ谷心、田中杏夏、宮崎心桜、那須ほほみ、田上優海。まず印象的だったのは、白石に向けられたコメントだ。「責任と覚悟を感じている」「スタプラ研究生として長年経験してきたことを奢らず、一つひとつの課題に向き合う姿勢が、たくさんの人を勇気づける存在」。技術の評価だけではなく、立ち方そのものが評価されている。#8で壁にぶつかり、#9で「今までで一番楽しかった」と言えるところまで辿り着いた流れを踏まえると、ここで語られた覚悟は、積み上げの結果として腑に落ちるものだった。白石が「今日ここで夢を掴むことができて本当に良かった」と言葉にした瞬間、これまでの苦しさが報われるような強さがあった。
臼井には「2次審査の頃から惹きつけられるものがあった」とコメントが送られ、本人も「自分の姿が誰かの力になれたら」と言葉にする。その“届けたい相手”が見えていること自体が、臼井の強さを象徴していた。高月への評価は「努力の人」。さらに「合宿審査の時はグループBに一番必要な存在だった」と、パフォーマンスだけでなくチームを支えた働きまで言及された。高月も「まだまだ成長しなければいけないこともある」「期待を裏切らないように頑張っていきたい」と語り、合格をゴールにしない姿勢をはっきり示す。禾本は「歌声のストレートさや綺麗さが印象に残っている」「歌だけでも誰かを感動させられる」と、声そのものを強みとして評価された。禾本自身が「喜怒哀楽いろんな感情に寄り添えるアイドルになりたい」と言い切ったのも大きい。合宿では“分からない”“言えない”を抱え込みがちだった彼女が、最終回では目指す姿を自分の言葉で示せるところまで来ていた。

針ヶ谷には「候補生のみんなとコミュニケーションを積極的に取っていく姿勢」「向上していこうという姿勢が素敵」と、関わり方そのものが褒められる。田中に対する「人が変わったくらい声が出るようになった」という言葉も刺さった。田中自身も「自信が持てるようになった」と語り、変化を曖昧にせず、成果として受け止めているのが伝わる。宮崎には「これからも自分らしくいてくれれば大丈夫」「良さを存分に発揮してグループに還元してほしい」と、個性を“そのまま武器にしていい”という後押しが贈られた。宮崎が「自分はもっと成長できる」と返したのも、番外編で見せた明るさや場を和ませる力が“伸びしろ”として確信に変わっているようで頼もしい。
那須に送られたのは「天性のムードメーカー」という言葉。#8で前に出ることを選び始めた那須が、最後には「弱虫だった自分を変えられたのも、みんなのおかげで強くなれた」と言えるところまで来た。田上には「原石という言葉が似合う人」。田上は「合格をゴールだと思わずに、スタート地点に立ったつもりで、もっとみんなに追いつけるように頑張っていきたい」と語り、最終審査当日の涙も含めて、感情ごと前に進む意思を見せた。
ただ、最終回が映したのは喜びだけではない。合否を分けたのは本当にわずかな差で、発表のあとには互いの健闘を称え合う姿もあった。落選者に向けて、いぎなり東北産の桜ひなのが「これがきっと何かの力になる」、ONE LOVE ONE HEARTの藤咲碧羽が「絶対にいい未来が待ってる」と声をかけたのも印象的だ。結果が出た瞬間を終わりにせず、ここで得た経験を次へつなげてほしい——そんなメッセージが、最後まで通っていた。柿沼里音は「人生においてプラスな出来事」と前を向いたが、安井泉妃は「どうしたらいいかわからない……悔しいです」と言葉に詰まる。どちらも飾らない本音で、その揺れを隠さずに映したところに、最終回の誠実さがあった。
ラストは合格者9人がスタジオに登場。超特急のユーキは「これからが本当に大変」「山あり谷ありでも今を忘れず、過程を大事に歩んでほしい」とアドバイスを送る。デビューはゴールではなく、むしろここからがスタートだと、最後にもう一度釘を刺す言葉でもあった。

そして、新グループ名も発表される。その名はRE-GE(リージェ)。「HAJIMARE」の先にある、キラキラした未来をつかむ世代(GENERATION)へ。という願いが込められているという。合宿編でうまくいかない自分と向き合い、デビュー編で短い時間で形にする力を試され、最終審査でそれぞれの答えを出した9人。『HAJIMARE Project』はここで一区切りを迎えるが、RE-GEの物語は、ようやく“はじまり”を手に入れたところだ。
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『HAJIMARE Project 〜自分を推して、はじまれ未来。〜』
出演者:SHELLY、尾崎里紗 ほか
11月28日(金)より毎週金曜日20時配信(予定)
配信日時:12月5日(金)20時配信(予定)
配信話数:全11回
番外編配信日時:12月13日(土)より毎週土曜日12時配信(予定)
※配信スケジュールは変更となる場合あり。
■関連リンク
オーディション特設サイト:https://hajimareproject.jp
公式HP:https://hajimareproject.jp
公式YouTube:https://www.youtube.com/@rege_official













































