BMSG TRAINEE ソロインタビュー Vol.6:KAIRI「人から憧れられる存在になりたい」 成長期の今、個性と向き合う日々

BE:FIRST、MAZZELに次ぐ、3つ目のボーイズグループを誕生させるべく行われた、BMSGによるオーディションプロジェクト『THE LAST PIECE』。その参加者でもあった面々が多く揃った今のBMSG TRAINEEは、最強の原石が揃っている。その強さとは、一体何なのか、どこからやってきたのか――。
リアルサウンドでは、3月18日、19日に行われる『BMSG TRAINEE SHOWCASE 2026 〜 Graduation Party for REN, YUTA, RAIKI, TAICHI, and ISANA 〜』を記念して、出演するBMSG TRAINEE 18名のソロインタビュー連載をスタートさせる。まっすぐに自分の理想を追い求めて、今この瞬間もひた走っているこの若き才能たちに、リアルサウンドは全力でベットしたいと思う。
第6回目には、KAIRIが登場だ。『THE LAST PIECE』を観続けていて、驚いたことはいくつもあるが、そのなかのひとつが「ここまでダンスと歌唱がブレない中学生がいるのか」というKAIRIに対する衝撃だったのをよく覚えている。今回のインタビューは、幼い頃の話、憧れた人たちへの思い、アーティストというかけがえのない存在について、願いや葛藤、『THE LAST PIECE』期間中のこと、オーディションを終えてから現在に至る日々で感じていたこと……そのすべてを網羅するような内容になった。彼が生きてきた15年という時間を自身の口から聞かせてもらった今、ひとつの実感としてあるのは、KAIRIは過去の自分を否定することは、現在の自分を否定することなのだと理解しているということだ。ステージの上でまっすぐな視線を放ち続ける、そのKAIRIの確信はどこにあるのか。誰もが目を止める求心力とカリスマ性は、いつどこで生まれたものなのか。成長期真っ只中のKAIRIの自意識と向き合う、そんな対話になった。(編集部)(火曜日・木曜日更新予定/全18回)
THE RAMPAGE、&TEAM・K……KAIRIが憧れた“歌って踊れるアーティスト”
――まずは生年月日から教えてください。
KAIRI:2010年4月6日生まれです。今、15歳です。
――KAIRIさんのいちばん古い記憶はなんですか?
KAIRI:幼稚園の頃の記憶は結構あります。幼稚園から小学校くらいまでは、今みたいにかしこまっていなくて……悪い子でした(笑)。
――幼稚園からワルだったんですか(笑)。
KAIRI:はい(笑)。友達にめっちゃ偉そうな態度を取ったり、ケンカしたり、ガキ大将みたいなタイプだったと思います。先生やお母さんからもよく怒られていたし、お兄ちゃんとも些細なことでケンカしていました。
――お兄さんにも歯向かっていったり?
KAIRI:はい。でも、それは今もなんですけど(笑)。
――お兄さんのほうが、結構大人な感じなんですかね。
KAIRI:でも、性格は結構自分と似ていると思います。お互いに格闘技が好きなんですけど、好きな選手が全然違うので、「俺の好きな選手の方が強いから!」「いや、こっちが勝つから!」みたいにどっちが勝つかを予想してたら、だんだんケンカになってきちゃったりして。でも、中学1年生の時に初めて東京にきて、BMSGに入ってからは「もっとしっかりしなきゃな」と思って落ち着いたし、性格もかなり変わったと思います。お母さんからも「静かになったね」というふうに言われたりしますね。
ーーなるほど。では、最初に抱いた将来の夢は覚えていますか?
KAIRI:最初はダンサーでした。僕、ダンスを観るのがとても好きで、幼稚園の年長くらいの時からEXILEさんや三代目 J SOUL BROTHERSさんのパフォーマンスを観て「かっこいいな」って憧れてたんです。自分も踊れる人になりたいなと思っていました。
――実際にダンスを習い始めたり、アーティストを目指し始めたのはいつ頃ですか?
KAIRI:ダンスを始めたのは、小学1年生の時です。だけど、実際に習い始めたらすごく大変で、レッスンに行っても「やりたくない!」って泣いて帰ったこともありました(笑)。
――かわいらしいですね(笑)。
KAIRI:でも、ある時THE RAMPAGEさんのライブに初めて行って、そこで「歌って踊るアーティストってこんなにかっこいいんだ」と感動したんです。歌って踊るアーティストはたくさんのことを伝えられるし、「僕も歌を通して言葉で何かを表現したい、伝えたい」って思って。それからは、歌って踊れるアーティストを本格的に目指し始めました。

――そこからBMSG TRAINEEになった経緯は?
KAIRI:もともと、大阪でK-POPメインのダンススタジオに所属していて、小学校高学年の頃から韓国の事務所のオーディションをいくつか受けていたんですが、年齢が若すぎるということで落ちてしまうことが多くて。でも、僕は「今の年齢だからこそできることがあるはずだ」って思ってたんです。そんな時に『THE FIRST』で、RYUHEIさんやRUIくんが中学1、2年生で頑張っているのを見て、「BMSGには僕と同い年くらいで活躍している子がいるんだな」「自分もこうなりたいな」と思って、BMSG TRAINEEに応募しました。
――同世代の活躍にはどんな刺激を受けましたか?
KAIRI:RYUHEIさんやRUIくんたちを見ていると、自分の色を出してパフォーマンスしているように思えて、すごくかっこよくて。だから、「僕も自分にしか出せない色を出したい」って思いましたね。
――その時にKAIRIさんが表現したいと思ったのは、どんな色だったんでしょう?
KAIRI:色気や雰囲気で魅せる感じ、というか。当時『THE FIRST』のほかにも、ENHYPENさんを生んだ『I-LAND』というオーディション番組も観ていたんですけど、そこで初めてK-POPのパフォーマンスを目の当たりにして、「清楚で色気のあるパフォーマンスだな」ってすごく衝撃を受けたんです。ガツガツ前に出すぎず、さらっとしてる感じが自分の好みだったんです。特に、Kさん(現在は&TEAMのメンバー)を見た時、「この人になりたい!」と思って。その時から、ずっとKさんをロールモデルにしています。
――KAIRIさんらしいですね。そういった理想像を抱いてBMSG TRAINEEになるわけですが、実際BMSGに所属してみてどうですか?
KAIRI:「こんなに個性を出して自由にやっていいんだ」という驚きがいちばん大きかったです。ただ、僕がいたK-POPのダンススクールではルールのようなものもあったから、それに慣れてしまったせいで、自分を出すのが難しい時期もありました。でも、RUIくん、TAIKIくん、KANONくん、RENくん、そして僕の5人で課題曲に挑戦した時に、みんながすごくフレンドリーに話しかけてくれたんですよね。そこで自分のなかでの「こうしなきゃ」っていう強迫観念みたいなものがなくなって、しっかりと自分流のパフォーマンスができるようになった気がします。
――その後、4人も含めた仲間たちと『THE LAST PIECE』に参加することになりますよね。参加を決めた時は、どんな気持ちでしたか?
KAIRI:約2年間、BMSG TRAINEEとして活動してきて、いろいろな方から刺激をもらってきたので、ここで『THE LAST PIECE』という大舞台に挑戦して、成長した姿を見せないといけないなと思っていました。特にBMSG TRAINEE歴がいちばん近いRENくんとは、ツラかったことや悲しかったことも全部一緒に乗り越えてきた思い出があるし。そういった過去の経験を全部ぶつけて、今の自分がどれくらい成長したかを確かめたいと思ってました。



















