Snow Manはなぜ年越し生配信を行うのか? “自分たちを一番好きな人が一番喜ぶもの”を届ける時間に

 今年の大晦日も、Snow ManがYouTube生配信ライブを行なう。12月7日に行われた『Snow Man Dome Tour 2025-2026 ON』福岡公演の一部生配信の中で、12月31日に『Snow Man Special Live みんなと楽しむ大晦日!2025 ~リクエスト♡大作戦?!~』を生配信することを発表したのだ。

「Snow Man Dome Tour 2025-2026 ON」福岡公演 一部生配信

ファンへ寄り添う気持ち、配信ならではの“Snow Manらしさ”

 Snow Manが初めて大晦日のYouTube生配信ライブを行ったのは、2023年のこと。“今をときめくSnow Man”のライブが無料で観られると多くの人が注目し、最大同時接続者数133万人超えを記録した。昨年も大晦日の生配信ライブを行い、今年で3年連続となる。

 もはや恒例となったSnow Manの大晦日生配信ライブ。今や、5大ドームツアーやスタジアムライブを開催し、ライブチケットの入手が困難と言われるほどの彼らがなぜYouTubeで生配信ライブを行うのか。改めて考えてみたい。

 まずは「ファンと“心の距離”が近いライブができる」という理由を挙げたい。『Snow Man Dome Tour 2025-2026 ON』福岡公演の生配信パートで流れた大晦日生配信ライブのダイジェスト映像の中で、「そこまでいいニュースばかりじゃなかった2023年が悲しい年だったなって思ってもらうより、最後の最後の日に特別な年だったんだってポジティブに、前向きに捉えてくれるようなものを届けたい」(ラウール)、「支えてくれているファンのみんなへできることはないかなあ」(佐久間大介)と語っており、ファンに寄り添うために生配信ライブをしている意図がわかる。そう考えると、リアルタイムでコメントができ、メンバーもMCでそれを拾えるYouTubeはうってつけの舞台だろう。

【大晦日生配信】Snow Man Special Live~みんなと楽しむ大晦日!~

 また、「自分たちらしい発信ができる」という点もあるだろう。同じくダイジェスト映像で「ファンの皆さんが喜んでくれる、自分たちを一番好きな人が一番喜ぶものって何かなとか、どの組み合わせが観たいかなとか。そういうことをより考えた」(ラウール)、「ファンの皆さんに楽しんでもらえることに重きを置いている」(阿部亮平)、「構えずにのほほんと観れる時間」(渡辺翔太)とも語られていたが、その結果生まれたのが、“ユニットシャッフルGP”だ。同コーナーは、メンバーを入れ替えてユニット曲をパフォーマンスし、視聴者投票で優勝を決めるというもの。2023年は「360(c)m」をラウール、佐久間、「ガラライキュ!」を岩本照、阿部、目黒蓮、「Gotcha!」を渡辺、宮舘涼太、「Bass Bon」を深澤辰哉、向井康二、2024年は「Hot Flow」を岩本、ラウール、渡辺、阿部、「ガラライキュ!」を目黒、宮舘、佐久間、「GLITCH」を深澤、向井がパフォーマンスした。真面目にパフォーマンスするチームもあれば、コントっぽくパフォーマンスするチームもあり、個性豊かなメンバーが揃うSnow Manらしさが伝わってくる。こういったコーナーができるのも配信ならでは。Snow Manらしい緩急を詰め込むことができるというわけだ。

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