INIリレーインタビュー Vol.1:藤牧京介 “選んだ道”への確信と感謝――MINIの存在を強く感じた3つの瞬間とは

ソロやユニットでの活動がINIに与える影響
――INIがデビューした2021年当時と比べると、現在は国内外で多数のボーイズグループが活躍しています。そうした中で、INIだけが持つ強みはどこにあると思いますか?
藤牧:これは今後さらに突き詰めていくべき課題だと思うのですが、逆境でも大きなパワーを発揮できるグループという点かな、と。例えば、フェスや外部のイベントでは、僕たちのことを知らない人がたくさんいる中でもしっかりパフォーマンスをして、会場を盛り上げなければいけないですよね。INIはそういうアウェイな環境であればあるほど「やってやろうぜ!」という気持ちになって、エネルギーが湧いて、大きな力を発揮できる部分があるんです。それはグループの強みのひとつなのかなと思います。
――活動が5年目に向かう中で、最近では各メンバーが個々で俳優やバラエティ出演、ソロ楽曲のリリースなど、多彩な活動を行って活躍されています。個人の活動は、グループにどんな影響を与えていると思いますか?
藤牧:ドラマやバラエティは、INIのことを知らない人にも知ってもらえる機会のひとつだと思っています。実際、メンバーがテレビ出演を果たしたことでINIに興味を持ってくださった方も多く、本当にありがたいことだと思います。ソロやユニットでの音楽活動も、グループのパフォーマンスに影響を与えている気がします。僕も尾崎匠海と2人でのユニット活動を最近していたのですが、2人でステージに立つと、僕のパフォーマンス力がどのレベルにあるのかを実感するので、パフォーマンスへの意識がかなり変わりましたね。普段は11人で活動しているから、歌う場所が11等分されていたり、場所によってはほかのメンバーの後ろに隠れてダンスが見えなかったりしますが、2人での活動となると何もごまかしがききません。だから、「もっとパフォーマンスの完成度を高めないと」という危機感が生まれましたし、INIでの活動をより良くするアイデアも出てきたので、個人での活動がグループに還元できるものは大きいと思います。

――他のメンバーに個人でやってみてほしい活動は、何かありますか?
藤牧:田島将吾にモデル活動をしてほしいです。もうずっとやってほしいと思っていて! あんなにスタイルがいいのに、もったいないなと思っています(笑)。雑誌だけでなく、田島がランウェイを歩く姿も見てみたいです。彼のスタイルを活かして、いろいろなところに出ていってほしいなと思います。
――今年の『LAPOSTA 2025 SHOW PRODUCE by MEMBERS』で行ったソロステージで、特に心に残っている思い出を教えてください。
藤牧:ソロステージは本当に楽しかったですし、良い経験になりました。1人で歌って踊ることの大変さや、ライブの構成、セットリスト作りの難しさを改めて感じました。どういう流れでパフォーマンスをしたら、お客さんを楽しませることができるのか本当に悩んだんです。最初のインパクトでその日のライブの流れが決まってしまうので、冒頭でお客さんをこちらの世界観に引き込むことをすごく大切にしなければいけないと学べました。本当に良い経験でした。
藤牧京介、お気に入りの冬の過ごし方は?
――11月19日に発売される最新シングル『THE WINTER MAGIC』は、グループ初のウィンターシングルとなります。全5曲の中で藤牧さんが特に気に入っている曲はありますか?
藤牧:今回のシングルに収録されている曲、全部好きです。どれか1つを選びがたいくらい、全曲いいなと思いましたね。タイトル曲の「Present」も好きですし……本当に全部いいんだよなあ。「U MINE」は、歌の音域が広くてフェイクも階段状のメロディになっていて、ボーカルが過去最高に難しかったです。でも、そのぶん練習やレコーディングを頑張ったので、たくさん聴いてほしいなと思います。「WISH」もずっと聴いていたくなるような、聴き心地よい楽曲です。INIのみんなが好きそうですよね。今回は好きな楽曲が詰まったシングルになっているので、楽しみにしていてほしいです。
――今作のテーマ“冬”に絡めて、藤牧さんはどんな冬の過ごし方が好きですか。
藤牧:1年の中で一番好きな時期がお正月なんですよ。冬が特別好きというわけではないんですけどね(笑)。出身地の長野では、1月のはじめにはもう雪が降り積もっているんです。外は寒いけど、おばあちゃんの家でこたつに入ってぬくぬく過ごす。あの時間が一番好きです。この仕事をしていると、昼間に実家でゴロゴロできる時間が本当に取れなくて。それができる唯一の時期がお正月なので、本当に幸せな時間ですね。あと、雪が降った日の昼間は、太陽が白い雪に反射して日差しがすごくあったかくて、それも心地よいなと思います。

――リレーインタビューの次のメンバーが後藤威尊さんになります。この際だから後藤さんに聞いてみたいことはありますか。
藤牧:「ストレス発散方法は何ですか?」ですね。いつも気を遣ってくれているので。ストレスをどこで発散しているのかを聞いてみたい!
――最後に、MINIの皆さんにメッセージをお願いします。
藤牧:今回公開されるドキュメンタリー映画を自分たちでも観て、これまでの道のりの中でMINIがどれほど大きな存在となっているかをより深く感じました。MINIがいてくれるありがたさを毎日感じてはいるのですが、改めて絆を感じられた映画だったように思います。INIはMINIがいるからこそ成り立っているグループだと思うので、少しでもMINIに恩返しをしていきたいなと思っています。きっとこれからもMINIに力を貸してほしい場面が来ると思うので、これからも僕たちと一緒に歩んでいってくれたら嬉しいです。
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『INI THE MOVIE「I Need I」』
10月31日(金)全国公開
出演:池﨑理人、尾崎匠海、木村柾哉、後藤威尊、佐野雄大、許豊凡、髙塚大夢、田島将吾、西洸人、藤牧京介、松田迅
監督:榊原有佑、武桜子、原田大誠
製作:LAPONE ENTERTAINMENT 東宝
制作プロダクション:吉本興業
制作協力:and pictures Your Films
制作幹事:東宝
クレジット:©2025「INI THE MOVIE『I Need I』製作委員会






















