STARGLOW、日本を照らす5つの星 生まれた意味と歌うべきメッセージ――“新しいJ-POP”としての絶対宣言

STARGLOWによる“新しいJ-POP”

STARGLOWはそれぞれの個性を際立たせるべきグループなんだと思う(RUI)

GOICHI

GOICHI

――GOICHIさんはオーディション中、SKY-HIさんに「天井が見えかけた」という言葉をもらった瞬間もありましたが、こうしてデビューを掴んで。まさにオーディションのテーマ曲「At The Last」の〈運命を変えに行け〉、〈あの傷を超えていけ〉を体現した存在になりました。GOICHIさんは『THE LAST PIECE』にどんな気持ちで挑んだのでしょうか。

GOICHI:“就活”でしたね。高校を卒業するタイミングでオーディションが始まって、デビューをすることしか考えていなかったこともあって、“就活”という気持ちが強かったです。途中、SKY-HIさんに「天井が見える」と言われた時には、一瞬「ウッ……」となりましたが、焦らずにいこうと気持ちを落ち着かせて。SKY-HIさんに「どうしたら天井を壊せますか?」とシンプルに質問をしました。あとは練習するだけ。パニックにならず、落ち着いていられたからこそ、本番もいい感じに練習の成果を発揮できて、天井を壊せたのかなと思っています。

――素直に聞ける、というのも強いですよね。

GOICHI:自分で探すべきなのかなとも思ったんですけど、聞いちゃおう、と。そうしたら「力で天井を突き破ってバイブスで見せるというよりも、しっかりと楽曲に入り込んだほうがいい」と言っていただけたことで、自分で答えを見つけるよりもしっかり天井を壊せたのかなと思います。

KANON:僕、GOICHIは最初からすごかったからこそ、目に見える成長を遂げて天井をぶち壊すのは難しいのかもしれないと思っていたんです。でも、普通にそれをやってのけていったのは、めちゃめちゃすごいなと思いました。それこそ、「Secret Garden」のような柔らかいR&B系の楽曲では見たことないGOICHIが見れましたし、素直に「かっけえ!」と思っていましたね。

――メンバーの皆さんにも成長が伝わっていた、と。そして、ADAMさんは『BMSG FES'25』でMCをされていました。どういった流れで抜擢されたのでしょうか。

KANON:日髙さんが言ったんじゃなかったっけ?

ADAM:うん。最初はRUIと僕で担当する予定だったんですね。でも、RUIが「俺は喋ると止まらなくなっちゃうから、挨拶だけにするね」と言ってくれたので、僕が担当することになりました。2日目は噛んじゃいましたが、伝えたいことは伝えられたのかなと思います。

――MCもそうですが、ADAMさん個人としても何万人もの前で歌って踊るのは初めての体験ですよね。

ADAM:そうですね。まずはあんな大きな舞台に立たせていただいて、日髙さんに感謝です。初めてではあるんですけど、「音楽をやりたい」と志してから、ずっと想像してきた景色でもあったんですよね。家で歌うにしろ、カラオケで歌うにしろ、ああいう景色を想像しながら歌っていたので、「やっと現実にできた」という思いが強かった。なので、緊張やプレッシャーよりも、楽しさのほうが何倍も大きかったですね。

GOICHI:僕とADAMは待機時間が長かったので、その間もワクワクしていました。

ADAM:僕とGOICHIはフェスがスタートしてからSTARGLOWの出番まで、3時間くらい時間があったんです。なので、「楽しみだね」と話していて。ただ、リフターでステージに上がる瞬間は、さすがに緊張していましたね。

TAIKI:僕、リフターに乗って待機している時に、ADAMとGOICHIはどんな感じなんだろうと思っていたんですよ。GOICHIはBMSG TRAINEE時代も一緒だったのでステージの感じを知っていましたが、ADAMは初舞台でたくさんの人を前にしたステージに立っているところを見たことがなかったので、「大丈夫かな?」とADAMのほうを見たんですよ。そうしたら、めっちゃ変顔をしてきて(笑)。

ADAM:(笑)。

TAIKI:「余裕そうじゃん!」と思って(笑)。でも、実は足が震えていたらしいんです。その緊張を誤魔化すために変顔をしていたんだなと気づいて、かわいいなと思いました。

ADAM:あの瞬間だけはプルプルしちゃってました(笑)。

ADAM

――初ステージですもんね。その『BMSG FES'25』の5日前、9月22日にはプレデビューを果たされました。「Moonchaser」は『THE LAST PIECE』の最終審査の課題曲でもありましたが、リリースされた新たな「Moonchaser」はSTARGLOWらしさがしっかり出ているなと感じました。

ADAM:この5人は全員がまったく違う声で、曲を聴くと誰の声かがすぐわかるんですね。それはSTARGLOWの魅力のひとつなのかなと思います。STARGLOWは個性が際立っているメンバーが集められたと思うので、そういう意味では始まりの曲としてわかりやすいんじゃないでしょうか。

RUI:STARGLOWがどういうグループで、どういう個性を持っているのかがわかる曲ですよね。

――たしかに、皆さん違った歌声を持っていますよね。一方で、意図的に声色を寄せられるのかも個人的には楽しみです。

RUI:いや、たぶんそれはできないです(笑)

ADAM:絶対無理な気がします(笑)。

KANON:どう頑張っても無理!

RUI:新しい発声を習得したくて、ほかのメンバーを真似してみることはあるんですけど、やっぱり寄せるのは難しいですね。アイデアを得て参考にはできるけど、寄せることは難しい。やっぱりSTARGLOWはそれぞれの個性を際立たせるべきグループなんだと思います。

――そういう意味でも、「Moonchaser」はプレデビュー曲としてふさわしいわけですね。リリース当日にはMVも公開されました。反響がかなり大きかったですが、撮影はいかがでしたか。

RUI:めちゃめちゃ楽しかったけど、めちゃめちゃ疲れました!

KANON:あれがSTARGLOWとしての初仕事だったよね。

GOICHI:結成してから3週間後くらいかな? 初めて5人で仕事をして、楽しかったです。

TAIKI:そうだね。長丁場だった記憶がある。

RUI:3日間に分けて撮影したんですけど、朝から深夜まで撮影していました。

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