EBiDAN大集結! 年に一度の祝祭『EBiDAN THE LIVE 2025』――全9組61名勢揃いのDAY2、完全レポート

『EBiDAN THE LIVE 2025』DAY2レポ

 ここからは再び、グループごとのパフォーマンスに。トップを飾ったのはSakurashimeji。ふたりの伸びやかな歌声と柔らかなギターの音色が印象的な「いつかサヨナラ」でHOTEL NINE STARに歌心を送り込むと、SUPER★DRAGONは黒いロングコートを翻しながら「Legend」を披露し、EBiDANのダークヒーローぶりを見せつける。ONE N' ONLYはファンの合いの手必至の「Fiesta」を火花ととも共にドロップ。文字通り、お祭り騒ぎを生み出した。超特急は上品なブラックスタイルで「Steal a Kiss」をパフォーマンス。誘惑的なダンスと歌声でファンの心を奪った。

Sakurashimeji(DAY3)
Sakurashimeji(DAY3)
SUPER★DRAGON
SUPER★DRAGON(DAY3)

 ライブはラストスパートに。再びホテルマン衣装に着替えたICExとLienelは、観客も巻き込んでフレッシュにパフォーマンス。ICExが「CARNIVAL」を披露する後ろでLienelが踊り、一列になるところでは両組入り混じって横一列に。次にLienelが「親指☆Evolution!」をパフォーマンスすると、彼らの隣でICExも踊る。数組が同時にパフォーマンスする恒例ステージは、ファンにはたまらないシーンでもある。BUDDiiSが「BUD」でタオルを回すと、ICExとLienelも花道でともに盛り上げる。センターステージでBUDDiiSのあいだから登場したのは、原因は自分にある。。彼らが「Paradox Re:Write」を歌い始めると、BUDDiiSは花道へ移動し、ダンスで華を添える。M!LKが「恋がはじまる」で爽やかな恋心を運べば、Sakurashimejiは「大好きだったあの子を嫌いになって」で失恋した男の子の健気な気持ちで背中を押す。SUPER★DRAGONとONE N' ONLYは、「Untouchable MAX」(SUPER★DRAGON)と「EVOL」(ONE N' ONLY)のキラーチューン2曲をアグレッシブに連投。最後を締めくくるのは、超特急の「超えてアバンチュール」。〈キミのせい? キミのせい?〉のパートでは、ファンが思い思いに推しの名前を叫び、幸せな混沌が生まれる。総勢61人による「超えてアバンチュール」のカオスぶりは凄まじく、ヘドバンも横揺れも大迫力。もちろんファンのコールも完璧で、「これぞEBiDAN」と言わんばかりの熱狂が会場を埋め尽くした。

ONE N' ONLY
ONE N' ONLY(DAY2)
超特急(DAY2)
超特急(DAY2)

 エンディングでは、ユーキが「やっぱEBiDANって最高ですよね」としっとり語り始めるも、「総勢41人」と言い間違えるドジっ子ぶりもしっかり発揮。そして、「EBiDANとみんなで、もっともっと最高の景色を見ていきましょう」と曲振りをし、EBiDANの楽曲「New day! New wave!」へ。スクリーンには笑顔のEBiDANメンバーが次々と映し出され、壮大なフィナーレを彩った。歌い終えると、リョウガが「本日はHOTEL NINE STARにご滞在いただきまして、誠にありがとうございました。僕たちのおもてなし、いかがでしたでしょうか? ご満足いただけましたでしょうか? また皆さまのような素敵なお客さまに会えるよう、ホテルマン一同、心よりお待ち申し上げます」と感謝を伝え、深いお辞儀とともに本編を締めくくった。

 グループの垣根を越えて交流し、練習を重ねるリハーサルの様子が収められたエンドロールが流れたあと、アンコールの声に応えて、イベントTシャツに着替えたメンバーが再登場。「好きだから走れ!!!!!!!」「恋心」の2曲を歌いながら、花道に並んだり、客席のあいだを歩いたりと、場内を練り歩くメンバーたちはグループごちゃ混ぜでコミュニケーションを楽しむ。カメラにアピールしたり、ファンと交流したり、佐野がハルを押し倒したり(!)、あちこちでいろいろなことが起こり、目が足りないといううれしい悩みを抱えるアンコール。仲のよさとファンを大切にするというEBiDANの信念を凝縮したような、幸せな時間が流れた。

『EBiDAN THE LIVE 2025 HOTEL NINE STAR』(撮影=ウチダアキヤ、草間智博)

 最後には、各グループから一言ずつ挨拶。一日の感想や感謝の気持ちなどを述べることの多いこの時間だが、この日はトップバッターのLienel・近藤が「声を出してもらいたくて……。僕が『未体験』と言ったら『イケメン』と返してほしいです」と“イケメンコール&レスポンス”を提案したことで様子が変わる。続くICExは、筒井が「ありが」「とっしー!」のコール&レスポンスを和やかに行ったあと、原因は自分にある。の杢代は「未体験イケメンだと!?」と闘志を燃やし、「レベチ」「イケメン」のコールで煽る。さらにジャンが「『トルコ』って言ったら『イケメン』と言ってください」と“トルコイケメン”で対抗。M!LKが「あれ? 今日」「ビジュイイじゃん」と乗っかると、最後には雑誌『ViVi』(講談社)の「国宝級イケメンランキング2025上半期」NEXT部門で1位を獲得したハルが「レベチイケメン? 未体験イケメン? イケメントルコ? ビジュいいじゃん?」「国宝級イケメンだー! 国の宝です!」とイケメンの戦いを終わらせた。最後までバラエティに富んだ『EBiDAN THE LIVE 2025 HOTEL NINE STAR』2日目。最後にリョウガが、「これからも全力で走っていきたいと思っていますので、これからもよろしくお願いします」としっかりと締め、HOTEL NINE STARでの夢の時間を結んだ。

 3時間にわたるライブでありながら、“ホテル”というテーマを終始守り、一切飽きさせずに走り切ったEBiDANメンバー。グループの個性が光る楽曲や合同ライブならではのスペシャルユニットなどのパフォーマンスはもちろん、トークや会場を盛り上げるのが得意なメンバーもいるからこそ、転換時間も含めたすべての時間においてステージの上には必ずメンバーがおり、空白の時間が生まれないというのも、彼らの多岐にわたる活動の賜物だ。来年にはEBiDAN誕生15周年を迎える。各グループの進化により、EBiDANもさらなる進化を遂げていくことだろう。

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