BOYNEXTDOORにとっての“音楽” メンバー全員で語る日本2ndシングル『BOYLIFE』、そして現在地と未来

BOYNEXTDOORが語る“音楽”

 グローバルボーイグループ・BOYNEXTDOORが8月20日、日本2ndシングル『BOYLIFE』をリリースする。昨年の夏に本格的な日本活動を開始した彼らは、単独公演やイベント出演などで頻繁に日本を訪れ、「今日だけ I LOVE YOU (Japanese Ver.)」が国内の主要音楽配信チャートに急上昇するなど、日本でも精力的に活動している。それゆえに、初の日本オリジナルタイトル曲「Count To Love」をはじめ、最新ヒットナンバー「I Feel Good」など3曲の日本語バージョンを収録した今作『BOYLIFE』は、日本で応援するONEDOOR(ファンの呼称)にとって最高のプレゼントになるだろう。

 日本2ndシングル『BOYLIFE』リリースにあわせて、リアルサウンドではBOYNEXTDOORを特集する。グループ初のツアー『BOYNEXTDOOR TOUR 'KNOCK ON Vol.1' IN JAPAN』のアンコール公演を終えたばかりのメンバーに、BOYNEXTDOORの“今”と“これから”を語ってもらった。(まつもとたくお)

6人で振り返る日本公演と4th EP『No Genre』

BOYNEXTDOOR(撮影=林将平)

――日本のアンコール公演、お疲れさまでした。この3日間を振り返ってみていかがでしたか?

JAEHYUN:僕たちにとって初めてのアリーナ公演でしたが、ONEDOORが連日きてくださって本当に感謝しています。一生懸命準備したかいがありました。

WOONHAK:大きな会場でコンサートができたことに感激しています。自分たちのすべての力を出し切って、満足のいく内容で締めくくることができたのも嬉しかったです。

――連日2時間以上のステージでしたが、日本語のトークがふんだんに盛り込まれていたのが特に印象に残りました。おかげでONEDOORとのやりとりもスムーズでしたね。

LEEHAN:いつも日本語を勉強しているので、その点は問題ありませんでした! とはいっても、最終日に「寂しい」を「刺身」と言い間違えてしまいましたが(笑)。

全員:これからは“刺身王子”と呼んであげてください(笑)。

JAEHYUN:今回は日本語でフリートークができるように、かなり努力しました。公演ごとに雰囲気も違うので、アドリブはとても大切なことだと考えています。

SUNGHO

SUNGHO
SUNGHO

――今回のコンサートでは5月にリリースした4th EP『No Genre』をモチーフにしたユニットステージがありました。このコーナーで披露したカバーソング(JAEHYUN、LEEHAN、WOONHAKはCreepy Nuts 「Bling-Bang-Bang-Born」、SUNGHO、RIWOO、TAESANはMrs. GREEN APPLEの「青と夏」をセレクト)は意外性があって面白かったです。

SUNGHO:曲に関しては、スタッフの方々と相談して決めました。誰と誰が組むのがいいのか、舞台演出はどうするのかなど、自分たちの意見をたくさん入れて仕上げたステージだったので、ファンのみなさんにも楽しんでいただけたのではないでしょうか。

BOYNEXTAGE | 'Bling-Bang-Bang-Born' Stage CAM @ ‘KNOCK ON Vol.1’ ENCORE IN JAPAN
BOYNEXTAGE | '青と夏 (Ao To Natsu)' Stage CAM @ ‘KNOCK ON Vol.1’ ENCORE IN JAPAN

――前作のEP『No Genre』のタイトルには「型にとらわれず、やりたい音楽をやる心構え」という意味が込められていましたね。

RIWOO:いつも僕たちは新しい姿を見せようと思っていますが、曲作りに関してはメッセージやジャンルを考える前に、「いい曲を作りたい」というところからスタートしています。『No Genre』はそうやってできた楽曲ばかりなので、ファンのみなさんも気負わずに楽しく聴いてもらえるんじゃないかなと思っています。

――『No Genre』で、それぞれおすすめしたいナンバーはありますか?

RIWOO:僕は、「Step By Step」が気に入っています。

――シティポップ風のアレンジがとても心地好いナンバーですよね。

LEEHAN:僕はリードトラックの「I Feel Good」かな。

――この曲はメンバーの経験をもとにした生活密着型の歌詞になっているそうですね。

JAEHYUN:〈날 따라 해봐요 이렇게〉(さあ リピートアフターミー)という歌詞があるんですが、これは韓国で有名な童謡にも使われているもので、日常の会話のなかでもよく使うフレーズなんです。そういった表現も取り入れてみました。

藤井 風、尾崎豊、優里、Hump Back、イ・ムンセ……“音の引き出し”を支える音楽

RIWOO

RIWOO
RIWOO

――『No Genre』の収録曲を聴いて再認識したのが、“音の引き出し”の多さです。普段はどのようなジャンルやアーティストを好んで聴いているのでしょうか。

WOONHAK:僕の場合、J-POPを聴く機会が多いですね。お気に入りは尾崎豊さん。練習生だった頃に月末評価会というのがあったのですが、そこで彼のオリジナル曲を歌ったことがあるんです。特に好きな曲は「15の夜」です!

RIWOO:いろいろと聴いていますが、僕は古きよき時代のポップソングの歌詞が好きですね。内容や表現が本当に正直で、しかも繊細でかわいらしい表現も使われている。そこがいちばんの魅力だと思います。韓国のベテランシンガー、イ・ムンセさんが大好きなんです。

LEEHAN:僕はドン・トリヴァーさんをよく聴いています。ジャズ系のアーティストではマイケル・ブーブレさんが好きです。

TAESAN:普段からさまざまな音楽をチェックしています。日本の音楽だと、最近はHump Backをよく聴いています!

JAEHYUN:もともとHIPHOPが好きだったんですが、最近はJ-POPもいろいろと聴いています。藤井 風さんをはじめ、Official髭男dism……なかでも大好きなのは優里さんです。彼の曲はすべて知っています。最近は韓国でも相当人気のあるアーティストですが、僕は6年ほど前から彼の曲が大好きでチェックしていたんです。

SUNGHO:僕は、オルタナティブR&Bが好きです。最近では、フレッシュに響くサウンドに挑戦しているジェイコブ・コリアーさん、REI AMIさんに注目しています。自分のスタイルを追求しているアーティストをいつも探していますね。

JAEHYUN

JAEHYUN
JAEHYUN

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