藤井 風、Ado、Creepy Nuts、ONE OK ROCK……2025年下半期さらなる“海外人気”が期待できる理由

 海外で最も再生された国内楽曲の2位となったのは、藤井 風の「死ぬのがいいわ」。2022年のバイラルヒット以降、長きにわたって根強い人気を誇っている。また、藤井は海外で最も再生された国内アーティストの6位にもランクインした。

 7月からは自身初となるヨーロッパツアー『Fujii Kaze Europe Tour 2025』が始まり、8月には北米ツアー『Fujii Kaze North America Tour 2025』も控えている藤井。さらには今年夏、オランダやスイスなど世界各地のフェスへの出演も果たしている。こうした現在の海外での活躍ぶりは、2023年の自身初のアジアツアーから毎年海外公演の経験を重ね、現地のファンに直接パフォーマンスを届けてきたからこそだろう。9月5日には全曲英語詞のアルバム『Prema』のリリースも控えており、今後も彼の音楽は海を越えて広がっていきそうだ。

藤井 風 - Hachikō [Official video]

 海外で最も再生された国内アーティストの10位には、ONE OK ROCKがランクインしている。

 2012年に初の海外公演を行ってから、着実に活動の場を広げていったONE OK ROCK。今年春には自身最大規模の北米ツアー『ONE OK ROCK DETOX North American Tour 2025』を成功させたほか、7月11日にはLINKIN PARKのワールドツアーのフランス・パリ公演に出演したことも大きく話題を集めた。10月からは、16都市を巡る過去最大規模のヨーロッパツアー『ONE OK ROCK DETOX European Tour 2025』を開催。すでにグローバルアーティストとしての地位を築いている彼らだが、その勢いはさらに増していくことだろう。

ONE OK ROCK - Make It Out Alive [2024 PREMONITION WORLD TOUR in KAOHSIUNG]

 ランクインしたアーティストがそれぞれ現地で直接音楽を届ける機会を控えているからこそ、今後も海外ファンの獲得や、楽曲の海外での再生数増加が期待される。2025年下半期も、どのような結果になるのか注目だ。

※1:https://spotifynewsroom.jp/2025-07-16/spotifyranking-firsthalf2025/

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