Number_iは唯一無二の作品を追求し続けてきた――“みんな”で作る新曲「未確認領域」で広げた新展開

なんだか面白いことが始まった――。Number_iが先日発表したショート動画コンテスト『“ABOVE YOUR REGION” Challenge』のことである。
『“ABOVE YOUR REGION” Challenge』は、Number_iが8月11日に新曲「未確認領域」の配信リリースを記念して行うファン参加型企画だ。「未確認領域」は9月22日にリリースされる2ndフルアルバム『No.Ⅱ』の収録曲であり、TikTok/Instagram/YouTube Shortsでは音源の一部が一足早く解禁されている。コンテストには、その音源を使用したオリジナル動画を制作し、条件に基づいてSNSに投稿することで参加できる。
コンテストの部門は「DLY部門(Dance Like Yourself)」と「PBY部門(Produced By You)」の2種類。
「DLY部門」は公式の振り付けを参考に、いわゆる“ダンスチャレンジ動画”を制作するもので、「PBY部門」は自由なスタイルで映像を制作する、参加者のクリエイティビティが問われるものだ。
Number_iの公式SNS各種では、平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太が実際に「DLY部門」と「PBY部門」に挑戦した、見本となる動画がそれぞれ公開されている。あわせて「DLY部門」の振り付けレクチャー動画も公開されており、どちらの動画でも楽しそうな3人の姿が印象的だ。
なかでも「DLY部門」は日頃からダンスに取り組んでいる人でないと敷居が高いように感じてしまうが、レクチャー動画は音源の速度を落としているのに加え、各メンバーが踊っているのを前後から映したわかりやすくて丁寧な作り。振り付け自体も、歌詞や音に合わせた真似しやすく覚えやすいものになっており、メンバーも含めた“チーム Number_i”の「気軽にチャレンジしてほしい」という想いが伝わってくる。
「“ABOVE YOUR REGION” Challenge」
DLY部門 振付レクチャー動画を公開🎥DLY部門とは...
“公式の振付”をもとに、自分だけの魅せ方を✨
撮影や編集の方法問わず、
どなたでも楽しくチャレンジしていただける部門です!TikTok:https://t.co/QJHyvT60r9
Instagram:https://t.co/M6POEn58M7
YouTube… pic.twitter.com/ceRlCqUIza— Number_i official (@number_i_offic) July 15, 2025
そう、きっと一緒に楽しんでもらいたいのだ。もちろん、今回のショート動画コンテストは、音源を使用した動画がSNSに投稿されることで楽曲がより多くの人に広まることを狙うという意図もあるだろう。一方で、個人的には本企画を初めて目にした際に、「一人ひとりの自由な表現を楽しんでほしい」といったメッセージを受け取った気がした。
コンテストには、ダンサーやクリエイター、今回初めて動画制作にチャレンジする人も含めて多種多様な人が参加し、それぞれの個性が詰まった動画がSNSにあふれるはずだ。たとえ動画を投稿しなくても、こうした参加者の動画を見て楽しむこともできる。個人個人がひとつの作品を手掛けること、またはそれらの作品に触れることで、「未確認領域」という楽曲を2倍、3倍にも味わえるように思うのだ。
「“ABOVE YOUR REGION” Challenge」
PBY部門 Number_i ver. Part 2を公開🎥実際にNumber_iもPBY部門に挑戦!
PBY部門とは...
表現のスタイルは自由自在✨
撮影や編集の方法も問わず、
どなたでも楽しく気軽にチャレンジしていただける部門です!TikTok:https://t.co/LybSC3DeJr… pic.twitter.com/uk29XRsVYB
— Number_i official (@number_i_offic) July 14, 2025
そして、“Dance Like Yourself”=“あなたらしく踊る”ことも、“Produced By You”=“あなたが作る”ことも、Number_iというグループが大事にしてきたことと重なるように思う。楽曲の斬新な構成だったり、インパクトのある振り付けだったり、考察要素のあるMVだったり、Number_iは唯一無二の作品を追求し続けてきた。彼らのように、自分なりの表現を見つけること――そんな創作の面白さを、今回の企画で私たちに教えてくれているようにも感じる。
まさに『“ABOVE YOUR REGION” Challenge』の名前の通り、私たちも未確認領域に誘われているようだ。どんな個性あふれる作品を目にすることができるのか、今から楽しみだ。
























