CUTIE STREET ソロインタビュー Vol.4:佐野愛花「ずっと自分でいるのが私のやり方」 “幸せ”を目指して、明るく、正直に

CUTIE STREET 佐野愛花 ソロインタビュー

ファンからの声で気づいた自分の魅力

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――8月4日にはデビュー1周年を迎えますが、心境はいかがですか?

佐野:怒涛の毎日を送っていたら、気づけばもうすぐ1年が経っていた感じです! 本当にあっという間でした。

――活動するうえでソロとグループで心持ちは違いますか?

佐野:全然違います。1人のときは自分しかいないから、誰かに頼ることができないので、全部自分で解決しないといけない。でも今は7人もいるから、肩の力を降ろしたまま活動ができているなって思います。きゅーすとのメンバーは心強いです!

――これまでの活動で印象に残っていることは?

佐野:いろいろあるんですけど、いちばんは『TOKYO IDOL FESTIVAL』(通称『TIF』)のデビューライブです。初めてアイドルとしてステージに立って、お客さんを見たときは衝撃を受けました。オーディション期間は鏡に向かって練習したり、誰かに評価をされることありきで歌って踊っていたけど、その場にいるお客さんは評価をしてるわけではなく、ただ楽しんでくれているのが伝わってきて。そこで初めて「そっか、本当にオーディションが終わったんだ」と実感しました

――『TIF』で歌い終えた後のことは覚えていますか?

佐野:もはや緊張しすぎて、本番中のこともみんな覚えていなかったです(笑)。「あっという間すぎて、何が起きたか分からない!」みたいな。でもオーディションが終わってからの準備期間も、みんなで必死に頑張ってきたから、やっとお客さんの前に立てた喜びを8人で噛み締めましたね。

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――きゅーすとの活動を通して感じた、アイドルと女優の違いはどこでしょう?

佐野:私は舞台の経験が多かったので、そっちに絞ってお話をすると、ファンの方との交流がいちばん大きな違いだと思っていて。アイドルの方が距離が近いんですよね。ステージ上で表現するのはどちらも共通していますが、ファンの方の見方が全然違う。あと、お芝居は舞台上でお客さんに対して魅せることで成立するけど、アイドルはお客さんの声援を含めて会場全体で成立するもの。自分がアイドルになったからこそ、そこに圧倒的な違いがあると実感しました。

――逆に、共通点はありますか?

佐野:スタッフさんやプロデューサーの(木村)ミサさんには「愛花の歌は感情が伝わりやすい」と言っていただくことがあって。お芝居で培ったことが反映されているのかな、と思います。アイドルも女優も言葉を表現するという点は、まんま一緒だなと思っていて。歌うときは歌詞を書いてくださった方の意図や私たちの気持ちが伝わればいいな、と思いながら歌っているんです。きゅーすとはいろんな環境で頑張ってきた人たちが集まって、今1つのグループとして活動しているんですけど、私は“届ける”部分でグループに貢献できているのかなって感じます。一方で、メンバーからは常に刺激をもらっていて。それぞれ個性が強くて、違った得意分野があるんです。1人ひとりの長所を活かした魅せ方を目の当たりにすると、「ああ、すごいな!」と思いますね。

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――ステージングとは別に、グループにはまとめ役とかムードメーカーなど、チームワークとしての役割もそれぞれにあると思いますが、佐野さんのポジションは?

佐野:私は基本的にいつも楽しいし、グループの中でもポジティブな方だと思うから、そこなのかなって。テンション高めな部分を担っていると、勝手に思っています(笑)。

――素晴らしいですね。この1年間を通して、ご自身の中で成長したところはどこでしょう?

佐野:私はかなりの緊張しいなので、今もお客さんの前に立つと緊張するんですけど、ライブを重ねたことで徐々に慣れてきたのもあって。1年前よりもリラックスしてパフォーマンスができるようになったのは、自分的に成長したところかなと思います!

――今、個人として叶えたい夢や目標はありますか?

佐野:CUTIE STREETとして大きくなっていくのがいちばんですけど、その先に今までやってきたお芝居の経験を活かして、ドラマとか映画にも出られる人になりたいです。あ、もう1ついいですか? 

――もちろんです!

佐野:朝ドラに出たいです! ずっと憧れだったし、オーディションに挑戦したこともあったので、その夢はいつか叶えたいです。

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――それを叶えることも含めて、今見えている課題はなんでしょう?

佐野:表現力を磨くことですね。これはアイドルの話になるんですけど、歌をとにかく頑張らないとなって。ダンスは昔からやってきたから得意な方ではあるんですけど、アイドルはダンスと歌で言ったら歌の方が圧倒的にみんなに届くと思うので、歌唱力をレベルアップさせたい。みんなの心に真っ直ぐ入っていけるよう、もっと歌えるアイドルになりたいです。

――ちなみに、活動する上で大事にしていることはありますか?

佐野:「ありのままでいること」「素直でいること」はとても大事にしています。いろんなアイドルを見てきたわけじゃないから“アイドルはこうあるべき”という理想像は正直あまり分からないんですけど、分からないからこそ「私はありのままでいたいな」って。それが悪く出ることもあるとは思うんですけど、私は思ったことしか言いたくないし、嘘をつくのは嫌なので、自然体でありのままの自分でいたい。プライベートの佐野愛花とアイドルの佐野愛花で分けるのではなく、ずっと自分でいるのが私のやり方というか……そういう自分が私の中では正解だと思ってます。

――あらためて、佐野愛花はどんなアイドルだと思いますか?

佐野:見ている人が自然と元気になったり、明るい気持ちになったりするアイドルだと思います! どうしてなのかは自分でも分かってはいないんですけど、ファンの方の感想とかコメントで、そう言っていただくことが多いんです。自分の声はキンキン聞こえて、あんまり好きじゃないんですけど、それが明るくスパンと聞こえるときもあるのかなと思っていて。「声を聞くと明るくなる」と言ってもらえることも多いです。あ……さっき言えば良かったことがありまして!

――ぜひ聞かせてください!

佐野:私、自分の中で“多幸感”を大事にしていて。自分が幸せでいることで、見ている人も幸せにできると信じているから、常に私自身が幸せでいることが大切。自分の明るさが伝染して、「明るくなれる」とか「前向きになれる」と思ってもらえたら嬉しいです!

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