CUTIE STREET ソロインタビュー Vol.3:梅田みゆ「ファンの人を絶対に幸せにする」 憧れを追いかけて出会った“天職”

CUTIE STREET 梅田みゆ ソロインタビュー

「(増田)彩乃に追いつかなきゃって気持ちがすごく強かった」

CUTIE STREET 梅田みゆ インタビュー 

――メンバーでもある増田彩乃さんとは、その頃からのご縁なんですよね?

梅田:彩乃とは、ミスコンのときからずっと一緒にアイドルをやってきたんです。悩みも似ていたし、一番よく相談していました。実はその頃、一緒にルームシェアもしていたので、もう本当に四六時中一緒にいて(笑)。

――すごいですね。相性も良かったんでしょうか?

梅田:性格も合っていたと思います。グループではムードメーカーだけど、実は繊細で泣き虫で、すごく努力する子なんです。前のグループのときも、「どうやったらもっと盛り上がるかな?」「お客さん増えるかな?」って、夜な夜な2人で語り合っていました。

ーー増田さんがいたことで、自分の中で変化があったことってありますか?

梅田:すごくありました。それこそ当時、彩乃に会いに来るお客さんがいちばん多くて。負けたくないというか、自分も貢献したいというか、グループが大きくなるためには、彩乃に追いつかなきゃって気持ちがすごく強かったんです。本人には言ってないですけど(笑)。

ーーそういうことって口にはしないんですね。

梅田:でも内心ではすごく燃えていて。私も頑張ってファンの人を増やしたいなって。毎日、渋谷のハチ公前でビラを配っていました。すごく影響を受けていたんだなって思います。

ーーそこから、いま同じグループで活動しているのは感慨深いですよね。

梅田:もともとは彩乃と同じ事務所にいたんですけど、前のグループが解散になったときに、次はアソビシステムでアイドルをやりたいと思って、私は思い切って事務所を辞めたんです。そこから無所属になって、KAWAII LAB.のオーディションを受けて。彩乃は今の事務所に所属したまま、たまたまご縁があって合宿オーディションに参加して、そこで2人とも受かったんです。合宿オーディションのときから、一緒になれたらいいなと思っていて。夜寝るときにベッドも隣で、夜な夜な泣きながら弱音を吐いたりもしていて。彩乃の存在が、本当に合宿中、心の支えになっていました。

ーーオーディション合宿期間中の心境って、どんな感じだったんでしょう?

梅田:正直、人生で一番辛かったです。私は、自分の中で「人よりもできない」という意識がすごく強くて。合宿は、その日のうちに振り入れをして、次の日には披露するっていう超短期間スパンでどんどん課題が出されていくんですけど、私は覚えるのが苦手で。人よりたくさん練習して、ようやくできるタイプなんですけど、合宿ではその時間が取れない。自分が一番苦手とするスタイルで審査が進んでいくので、本当にきつかったです。

ーーそれは相当プレッシャーもあったでしょうね。

梅田:夜練も朝練もして、睡眠時間を削って練習して。でも、睡眠時間がないと、記憶力が落ちるじゃないですか。だから、普段なら覚えられることも全然入ってこなくて。常に見られている緊張感もあって、めちゃくちゃしんどかったです。

ーードキュメンタリーで当時の自分を客観的に見たとき、どんなことを思いますか?

梅田:あれは、見たらダメです(笑)。思い出して泣いちゃうくらい、本当に頑張ったなって。当時の私は正直、受かるって自信はあんまりなかったんです。でも、どうしても受かりたくて焦って、とにかく必死に頑張っていたんですよね。その時の努力があったから、今こうしてデビューして、ここにいられるんだって、すごく思います。

ーー面談で総合プロデューサーの木村ミサさんから言われて印象に残っていることはありますか?

梅田:合宿序盤で気持ちが落ちてしまって、ずっと泣いていて、思考もぐるぐるしてしまっていて。面談のとき、「いつものみゆじゃないよね」って言われたんです。自分の力がまったく発揮できてない、って。その言葉で、ハッとして。自分の気持ちを切り替えるために、周りをちょっとでも明るくしようと思って動いてみたんです。そしたら、不思議と自分も少しずつ前向きになっていって。誰かを励ますことで、自分自身も励まされていたというか。あのとき、自分が変わったなって強く感じました。

ーー短い合宿期間のなかで、気持ちを切り替えて乗り越えたのは、大きな出来事だったんじゃないですか?

梅田:ほんとにそう思います。合格したあとに、「あの時そのまま落ち込んだままだったら、選ばれてなかったと思う」って言われたんです。切り替えることができたからこそ、自分の本来の姿をちゃんと見てもらえたんだって。やっぱりステージってキラッとしてないと届かないと思うので、あそこで変われて、本当に良かったって思います。

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ーー合宿が終わって、合格発表を聞いたときは、どんな気持ちでしたか?

梅田:もう、ずっとドキドキしてました。発表の日は呼び出されたメンバーもわかっていたので、その時点でもしかして……って思ったけど、まだ正式な発表じゃなかったので、確信も持てず。ミサさんから「このメンバーが合格者です」と言われたときは、本当に嬉しくて。なにより、合格したメンバーがみんな、合宿中からすごく信頼できる子たちだったんです。努力家だし、協調性もあるし、すごく安心できる存在だった。この子たちと一緒にデビューできるって思ったら、もう嬉しさと幸せでいっぱいでした。

ーー合格の瞬間の映像を見ても、みんなすごく晴れやかな表情でしたよね。増田さんもメンバーにいたことは、やっぱり大きかったんじゃないですか?

梅田:すごく嬉しかったです。私の中で、彩乃はダンスも歌も上手だし、可愛くて、絶対受かるって思っていた存在だったので、自分も頑張らなきゃって、すごく背中を押してもらっていたんです。一緒に選ばれた時は、頑張ってよかったなって心から思いました。

ーー昔からの憧れだった古澤さんも同じグループにいるのは、どう感じました?

梅田:合宿中も選ばれた直後も、里紗のことだけ、どうしても呼び捨てで呼べなくて。最初は、「ふーりーちゃん」って呼んでいたんですよ(笑)。でも「もうそれやめて(笑)」って言われて。みんなが里紗って呼んでる中、私だけ「ふりたん」とか呼んじゃって。今は、ちゃんと呼べるようになりました(笑)。

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