CUTIE STREET ソロインタビュー Vol.2:増田彩乃「やっと恩返しができる」――全ての経験を糧に届ける感謝

弱さを見せず、全力で CUTIE STREETとして過ごす日々

――いざ、メンバーに選ばれたときの心境はいかがでしたか?
増田:ドキドキの毎日だったので嬉しさもあり、この8人でたくさんの夢を叶えたい気持ちが大きくなったし、安心もしましたね。みんなと一緒にいることに、最初からすごく安心感があって。今も本当に仲が良いんですけど、出会ったときからみんなといるだけで心が落ち着いたんです。そんなメンバーとこれから活動できる安心感と喜びを噛み締めて、高みを目指して頑張りたいと思いました。
――CUTIE STREETになったんだ、と初めて実感した瞬間は覚えていますか?
増田:やっぱり『TIF』でデビューさせていただいたときですね。KAWAII LAB.のステージがありまして、私がずっと見ていたふるっぱーさん(FRUITS ZIPPER)、きゃんちゅーさん(CANDY TUNE)、すいすいてさん(SWEET STEADY)のあとに私たちも踊ったんですけど、もう夢みたいで。「KAWAII LAB.の一員になれたんだ」と感動しました。何より、自分達の曲をお客さんの前で披露できて「私、本当にCUTIE STREETになったんだな」と感動しました。
――しかも、ずっと目指していた『TIF』の舞台ですもんね。
増田:はい! ずっと忘れられない素敵な思い出です!
――8月4日にはデビュー1周年を迎えますが、心境はいかがですか?
増田:この間、「合宿から1年が経ったんだね」という話をメンバーみんなとしていて。「え、もうそんなに経ったんだ!」と言っていたんですよ。デビューしてからの1年もめっちゃ早かったなと思います。
――体感としてあっという間でした?
増田:本当にあっという間でした。気づいたらもう6月になっていて、1カ月1カ月が気づいたら終わってる感覚で。毎日いろんな経験をさせていただいてることがすごすぎて。あっという間の1年だったし、「いざ1周年を迎えたときにグループがどうなっているのかな?」みたいな想像はよくします。


――これまでの活動で印象に残っていることは?
増田:全部が印象に残っていますけど、その中でも初めてのリリースイベントが思い出深いです。ふるっぱーさんと一緒だったんですけど、ステージに立ったら見たことがないほど、たくさんの人がいて。リリースイベント自体も人生初だったので、どんな感じなんだろうって気持ちもあったからこそ、その景色を見て「すごー!」となって。いつか自分たちの単独でも、これぐらいたくさんの方と過ごせたらいいな、という気持ちが芽生えました。
その後、自分たちの単独リリースイベントでも、たくさんの方が来てくださったりとか「チケットの抽選が外れて会えない」って声が届いたりして。今までは、有り余ったチケットを持って「皆さんよかったら来てください!」と必死にお願いをすることが多かったから、私たちに会おうとして会えない事態になっていることがびっくりで。自分たちが想像している以上に、まだ会えていない方が大勢いるのかなって思うと……みんなにすごく会いたくて。毎日とんでもないことが起きているな、って思います。
――テレビの収録はどうですか?
増田:初めてのテレビ出演も印象深いですね。テレビってずっと観ていたものだから、そこに自分が出ている実感が湧かなかったんですけど、家族も「すごい!」と言ってくれたり、お友達も「私が知っている彩乃じゃないみたいで、変な感じがする」と言っていて(笑)。
――ははは。ご家族やお友達など、前から知っている方にはCUTIE STREETの増田彩乃はどう映っているんでしょうね。
増田:お父さんはライブ映像とかMVを観て「彩乃じゃないみたいだ! 普通に推しや!」って(笑)。
――最高の褒め言葉ですね。
増田:ははは。普通にアイドルの1人として見えているらしいです。でもこっちからしたら「どう見ても、お父さんの娘だけど」と思うんですけどね(笑)。SNSではちょっと楽しい“ちょけ田彩乃”と言われているんですけど、ふざけていたり楽しんだりしているときは、よく家族からURLのリンクと一緒に「家の彩乃で草」と送られてくるので、そういうところは普段の自分らしさが出ているのかなって思います。
――そのはっちゃけている姿も魅力的です。それこそバラエティ番組でも、モノマネを披露したり楽しそうにリアクションをされたり、堂々と自分を出しているように見えます。
増田:恥ずかしがる姿を見せるのが苦手なんです。だから「何事も全力でやります!」って気持ちはめっちゃありますね。

――オーディションの密着映像で、審査が終わったあとにコメントを求められて、笑顔で話した数秒後に涙を流されていたのも印象的でした。カメラマンさんが悔し泣きをしている増田さんに気づいて再びカメラを向けたら、パッと笑顔に切り替えていましたよね。弱いところを見せず、明るく振る舞う姿に根性を感じました。
増田:シンプルにそういう自分が好きじゃなくて。弱さって人に見せるものじゃないなって思うから、見られたら自然と笑っちゃうのはあります。
――これまでの活動を通して、自身の成長を感じるところは?
増田:振り覚えが早くなったと思います。生誕祭でカバーを披露することがあるんですけど、前よりも覚えられるようになったかなと感じます!
――活動前の経験が今に活きていると思うことはありますか?
増田:これもやってみよう、あれもやってみようと結構バラバラな人生だったんです。でも、その1つひとつの出来事がなかったら、今の自分はいなかったのかなと思います。先ほどお話ししたミスコンで言えば、私が出場した年のファイナリストはみんなが仲良くて。「このメンツでアイドルとして活動していこう」となり、急遽グループ結成の機会をもらえたんです。ビックリはしたんですけど、当時は自分のしたいことが明確になっていなかったので「一旦やってみるのもいいんじゃないか?」みたいな感じでアイドル活動をスタートして。そういったこれまでの経験が1つでも抜けていたら、ここに辿り着いていないなって思います。



















