BE:FIRST、新曲「GRIT」で魅せる幅広い人を虜にするパフォーマンス 音楽番組ではカメラも味方に

BE:FIRST / GRIT -Dance Performance-

 もちろん、ReiNaが振り付けをしたというダンスも言わずもがな最高だ。細かな振りが詰まっているというよりも、ビートを正確に取って可視化しているイメージだろうか。『CDTVライブ!ライブ!』では、MVの雰囲気を汲みつつも、“ダンスで魅せる”パフォーマンスを披露していた。歌唱部分は比較的緩くビートを見せるようなダンス、そして全員でユニゾンするところはしっかりグルーヴを合わせて揃えていた印象だ。

 加えて、テレビパフォーマンスではカメラを味方につけていたとも言えそうだ。曲の始まりのSHUNTOがビートを叩くようなアクティングの部分はもちろん、各メンバーが自身のパートを歌う時に前に出てきてカメラに近づいたり、フロアに入る振りではカメラの画角を下げることで迫力を出したり。歌番組ではMVのように凝った演出が難しいがゆえ、パフォーマンスで奥行きを見せたというところだろう。現在行なっている『BE:FIRST World Tour 2025 -Who is BE:FIRST?-』をはじめ、積極的にステージに立ち続けてきたBE:FIRSTらしいパフォーマンスだったのではないだろうか。

 ちなみにMVのコメント欄には、別のアーティストのファンからも多くのコメントが寄せられていた。同曲はBESTY(ファンの呼称)だけではなく、幅広い人たちをも虜にする魅力的なパフォーマンスだという証拠だ。そんな同曲のパフォーマンスを楽しみつつ、パフォーマンス回数が増えるにつれて加えられるであろうアレンジも楽しみにしたい。

※1:https://realsound.jp/2025/03/post-1967790.html
※2:https://x.com/BEFIRSTofficial/status/1927201894600003847
※3:https://x.com/BEFIRSTofficial/status/1927560469910368459

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