LUNA SEA、“覚悟の夜”を経た結成36周年 生配信で5人集結、ルナフェス開催……止まらぬ進化とSLAVEへの愛

15年ぶり東京ドーム、7年ぶりの『ルナフェス』復活、結成36周年のその先へ

 翌2月23日に行われたツアー『ERA TO ERA』のグランドファイナル『35th ANNIVERSARY TOUR ERA TO ERA -THE FINAL EPISODE-LUNATIC TOKYO 2025-黒服限定GIG-』は、LUNA SEA単独公演として約14年ぶりの東京ドーム公演となった。“覚悟の夜”という言葉の通り、5人は冒頭から気迫に満ちたステージを繰り広げた。この日のセットリストはバンドの歴史を総括するような構成で、初期ナンバーから代表曲まで時代を網羅する選曲がなされた。アンコールでは、ステージ上にファンによる巨大な寄せ書きフラッグが登場。SLAVEとバンドの長年の絆を象徴するかのようなその光景の中で、彼は次の楽曲に込めた思いについて「次のナンバーはみんなにとっていろんな思い出のある曲だと思います。でも、これからは俺たち5人と、今日来てくれたLUNA SEAを愛してくれるみんなで繋げていきたい。この曲は悲しみの曲ではなく、再会の曲です。もう、誰もひとりにしない」(※1)と語り、「LOVE SONG」を“再会の歌”として届けた。会場を包んだ大合唱は、35年を経てもなお変わらぬ、深い信頼と絆の証となったに違いない。

 
 
 
 
 
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 東京ドーム公演終了後、暗転した場内スクリーンにお馴染みのスカルロゴが映し出され、2018年以来3回目となるLUNA SEA主催フェス『LUNATIC FEST. 2025』の開催決定が告げられた。『10th Anniversary LUNATIC FEST. 2025』と銘打たれたこのフェスは、今年11月8日、9日の2日間、千葉・幕張メッセにて開催予定である。7年ぶりの復活となる『LUNATIC FEST.』だけに、今後の続報にも期待が高まる。

LUNATIC FEST. 2025

 このように周年イヤーの活動からは、ファン=SLAVEへの深い感謝と寄り添いの姿勢が随所に感じられた。実際、2019年の結成30周年記念日にはSLAVE会員限定の無料ライブ『LUNA SEA The 30th Anniversary FREE LIVE -DEAR SLAVES-』をZepp Tokyoで開催している。そして迎える2025年5月29日の36周年記念日には、オンライン上とはいえメンバー全員が揃ってファンと時間を共有することになる。常にファンとともに歩み、感謝を形にしてきたLUNA SEAが次にどんな景色を見せてくれるのか――11月の『LUNATIC FEST.』、そしてその先の未来に向けた動向から目が離せない。

※1:https://realsound.jp/2025/03/post-1944825_2.html

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