松田聖子、中森明菜、小泉今日子、工藤静香……今も変わらぬ輝きと進化を続ける”80年代アイドル”の現在
現在放送中のドラマ『続・続・最後から二番目の恋』(フジテレビ系)での好演も話題の小泉今日子は、同ドラマのエンディング曲「ダンスに間に合う」で中井貴一とのデュエットを披露している。2014年に放送された同シリーズ『続・最後から二番目の恋』(フジテレビ系)における「T字路」以来11年ぶりの中井とのデュエットとなった。
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「ダンスに間に合う」は8人組ソウルバンド・思い出野郎Aチームが2017年に発表した楽曲。原曲よりもグッと華やかさの増したサウンドに乗せて、ドラマの世界から飛び出してきたような小泉と中井が切なくも仲睦まじく声を重ねるのが印象的だ。小泉は自身初となるファンミーティングの開催も決定しており、7月26日のZepp DiverCity(TOKYO)を皮切りに全国のライブハウスを巡る。来年2月には還暦を迎えようという小泉だが、自由に活躍する姿は『最後から二番目の恋』シリーズで小泉が演じる吉野千明の姿もオーバーラップする。
工藤静香は、7月9日に中島みゆき楽曲のみで構成されたカバーアルバム『Love Paradox』をリリースする。これは2008年にリリースされた『MY PRECIOUS -Shizuka sings songs of Miyuki-』、2021年にリリースされた『蒼い炎』に続く、工藤による中島のカバーアルバムの第3弾となる。工藤と中島の関わりは、1988年リリースの「FU-JI-TSU」の作詞を中島が担当して以来現在まで続いており、「MUGO·ん···色っぽい」や「慟哭」など工藤の代表作と言えるような楽曲も中島が作詞を担当している。工藤にとって中島は、自身の活動における重要な存在だと言えるだろう。『Love Paradox』には「悪女」「わかれうた」といった中島の代表曲だけでなく、今作のために中島が書き下ろした新曲「海燕」も収録されるということで、工藤ファンだけでなく中島ファンにとっても必聴の作品となっている。
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松田や中森、小泉や工藤に共通するのは皆80年代にデビューし、40年以上にわたって根強い人気を誇りながらも今なお斬新な活動を重ねているという点ではないか。“80年代のアイドル”たちが今なお描き続ける轍は、この先も後進アーティストたちにとっての指針となっていくだろう。
























