ONE N' ONLY、“覚悟のツアー”を振り返る 「もう立ち止まらない」――日本武道館で流した涙と新たな決意

ONE N' ONLY、覚悟の武道館公演を観て

 5月9日、10日、ONE N' ONLYが東京・日本武道館にて『LIVE TOUR 2025 ||:ONE N' ONLY:||』を開催した。かねてより彼らが目標としていた日本武道館公演。その初日の様子をレポートする。

ONE N' ONLY(撮影=笹森健一/小坂茂雄)

 オープニング映像が流れると、会場にレーザーが広がり、鎖が外れる音が聞こえてくる。同ツアーのロゴに絡まっていた鎖が外れた、というわけだ。するとステージ上のリフターに乗ってメンバーが登場。ツアーのテーマ曲「BOOM BASH」でライブはスタートした。ド派手な演出でSWAG(ファンの呼称)を盛り上げると、「YOUNG BLOOD」、「DOMINO」、「Set a Fire」と一気に畳み掛ける。

NAOYA(撮影=笹森健一/小坂茂雄)
NAOYA
HAYATO(撮影=笹森健一/小坂茂雄)
HAYATO

ONE N' ONLY(撮影=笹森健一/小坂茂雄)

 HAYATOの「武道館、まだいけんだろ!」という煽りから「Fiesta」へ。途中、「今日は俺たちと最高の一ページを作りましょう!」(REI)、「この瞬間は今しかありません。みんなの魂を飛ばしてくれ!」(TETTA)、「約束の地、武道館にきたぞー!」(NAOYA)、「楽しめる奴、どんだけいるの? 最後までもっとアゲていこうぜ!」(HAYATO)、「最後まで楽しんでください!」(EIKU)とひとことずつ挨拶。EIKUの「とりあえず盛り上げるわ!」という言葉を合図に、バチバチのダンスも披露していく。さらに〈Fiesta in a loud voice, Oh-e-o〉でコール&レスポンスをしたり、全員で手を上げて盛り上がったり、ダンスパートで魅せたり。怒涛のオープニングパートを駆け抜けていった。

ONE N' ONLY(撮影=笹森健一/小坂茂雄)

REI(撮影=笹森健一/小坂茂雄)
REI

TETTA(撮影=笹森健一/小坂茂雄)

TETTA(撮影=笹森健一/小坂茂雄)
TETTA

ONE N' ONLY(撮影=笹森健一/小坂茂雄)

 映像を挟むと、真っ白な衣装をまとったメンバーが再びステージに。「DEJAVU」、「The Light」でゆったりと歌声を聴かせてクールダウンしたところで、「Hunt」が飛び出す。5人の歌声もダンスもばっちり揃っており、表情でも楽曲の世界観を作り上げていった。さらに「Only One For Me」と続き、彼らの美しい歌声が会場中に広がっていった。オフィシャルキャラクターのスワッくんの映像を挟んで始まったのは、「Video Chat」、そして「LUCKY」。SWAGも一緒に踊ったり、歌ったり、かわいらしくも爽やかな空気が会場を包んでいった。

EIKU(撮影=笹森健一/小坂茂雄)

EIKU(撮影=笹森健一/小坂茂雄)
EIKU

 ここでやっとMCタイムに。ここまでノンストップでパフォーマンスをしてきた彼らに脱帽だ。自己紹介をすると、武道館の雰囲気とSWAGの歓声に笑顔を見せる5人。そして、あらためてチケットがソールドアウトし、会場が満員となったことに感謝をしていた。EIKUがプロデュースした衣装は、メンバーごとに入れたい文字があしらわれている。それぞれの“推し文字”は、NAOYAはグループ結成日の「429」、EIKUは「ROCK」、TETTAは「Together with SWAG forever」、REIは「Our Dream Will Come True」と、ONE N' ONLYに関する言葉を挙げていく。そんななか、HAYATOは「こんなにでっかく入るとは思わなかった」と、背中に大きく掲げられている「8810」(ハヤト)を披露。「めちゃくちゃ自分の名前を背負ってます!」と笑顔を見せていた。さらに、これまでのホール公演と武道館公演ではセットリストを変えたそう。たとえば、ツアーテーマ曲の「BOOM BASH」はホール公演では最後、武道館公演は最初に配置。同公演にかける思いを伝えてくれた。

HAYATO(撮影=笹森健一/小坂茂雄)
HAYATO
REI(撮影=笹森健一/小坂茂雄)
REI

 SWAGとともに声出しをしたところで、ライブは後半戦へ。HAYATOの「ONE N' ONLY、まだまだ突っ走っていくぜ!」という言葉から始まったのは「Map of The Mind」。ここからメドレー形式で「Good Day」、「Nice Guy」、「YOU???」、「HOLIDAY」、「Freaking Happy」と連続でパフォーマンス。再び会場をあたため直す。続く「Step Up」ではタオルを回し、「Fight or Die」でファイヤー演出を決めると、イントロだけで歓声が起こった「OPEN」へ。 ONE N' ONLYらしいダンスナンバーで会場をさらに盛り上げていく。「Burn it out」でボルテージを最高潮にすると、ラストナンバーの「EVOL」へ。「これがラストだ、盛り上がっていこう!」というREIの言葉に応えるように、この日いちばんと言っても過言ではないほどのSWAGの声が響いていく。最後は「また武道館に帰ってきます。以上、僕たちONE N' ONLYでした。ありがとうございました!」と声を揃えてステージを後にした。

ONE N' ONLY(撮影=笹森健一/小坂茂雄)

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