ONE N' ONLY、“覚悟のツアー”を振り返る 「もう立ち止まらない」――日本武道館で流した涙と新たな決意

ONE N' ONLY、覚悟の武道館公演を観て

 ツアーTシャツに着替えたメンバーが再びステージに登場し、「Bittersweet」でアンコールが始まると、あらためてひとりずつSWAGへの思いを伝えていく。ここまでの道のりを振り返りながら涙を流すメンバーたち。SWAG、スタッフ、そしてメンバーへ感謝を伝えている姿が印象的だった。

 「(ライブの)オープニングで鎖が外れました。僕も鎖があった部分がありましたが、それが一気にこのツアーで解放されました。それは紛れもなくSWAGとメンバーのおかげだと思っています。僕たちはここで止まるわけにはいきません。もっと上に行って、SWAGと最高の景色を見たいと思います」と、涙を流しながらNAOYAは自身の変化と感謝を伝える。同ツアーで足を負傷してしまったREIは「前日までどうなるかわかりませんでした。越えられない壁なんてないと信じていたのですが――『無理かな?』ってマイナスなことを考えちゃったんですけど、SWAGやメンバーが熱いメッセージを送ってくれて。このステージに立てています」と切り出す。さらに「7年前はひとりで何でもできると思っていました。でも、メンバーが裏でものすごく支えてくれて。イヤな顔ひとつしないんですよ。いい奴らに囲まれたな、と。この出会いを絶対大事にします」と涙を堪えながら話していた。

 EIKUはひとこと目から涙が込み上げていた。それでも「何も順調じゃなくて、いろんな試練があって。でも、メンバーで乗り越えてこれたし、SWAGが笑顔で応援してくれるから頑張りました。いろんな人に支えられて、やってこれています。皆さんのおかげです」とまっすぐな感謝を伝える。TETTAも「ここまでくるのに7年かかっていて、そのたびにメンバーと手を取り合って支え合って。SWAGのみんなが毎回元気な言葉をくださって、なんとかここまでこれましたし。こいつら(メンバー)と一緒に、じいちゃんになってもずっといたいなって思います。SWAGが応援してくれることも当たり前のことじゃないし、みんなのことを大切にしないとな、って。本当にみんなのことが大好きです」と涙ながらに語っていた。

 リーダーのHAYATOも「出会いと別れがあって、関わってくれるスタッフさんも変化はしてますが、ずっと心のなかで生きています」と語る。そして、「メンバーもそう。どんなに変化をしても、僕らは変わらず唯一無二のアーティストを目指し続けます。ここにいるみんなも、僕らにとってオンリーワンな存在です。僕たちに関わってくれる皆さんもメンバーも、唯一無二の特別な存在です。同じ思いを持った仲間たちがこんなに集まることができるのは、幸せ者だなと思っています」と続ける。声色を明るくして、「もうイケるでしょう! もう立ち止まらないから、ONE N' ONLYは。これは覚悟のツアーでした。あらためて覚悟を決めて、ONE N' ONLYとしてもっとデカいステージにSWAGを連れていくので、これからもついてきてください」と力強く宣言した。

 最後は「今日ここまで持ってきたすべての愛を全力で届けていきたいと思います!」(HAYATO)、「愛は無限大だ!」(EIKU)という言葉通り、「My Love」で自分たちの愛を全力で届けて、ライブに幕を下ろした。

ONE N' ONLY(撮影=笹森健一/小坂茂雄)

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