BE:FIRST、『BMSG FES』で辿る変化の軌跡 ワールドツアーを経て結束感を高めた最新の姿
9月27日、28日に行なわれた『BMSG FES'25』が、12月26日よりPrime Videoにて配信スタートする。同フェスへ実際に足を運んだ人も、見られなかった人も、必見となりそうだ。
2022年からスタートした『BMSG FES』は、今や毎年の恒例行事となっている。初年度から徐々に規模を拡大し、2025年はSKY-HI、Novel Core、BE:FIRST、Aile The Shota、MAZZEL、REIKO、HANA、STARGLOWが出演。2日間でのべ8万人を動員した。
BE:FIRSTは、開催初回の2022年より、いわば“BMSGの顔”の1組として同フェスに参加し続けている。同年は、BE:FIRSTとして多くの曲をパフォーマンスしつつ、BMSG所属アーティストとのコラボパフォーマンスも披露した。たとえば所属アーティスト全員で披露した「New Chapter」。SKY-HIが口火を切った後にバトンを受け取ったのはMANATO。以降、曲の骨子を作っていくかのようにREIKOやAile The Shotaなどの所属アーティストを交えながら、SHUNTO、RYUHEI、SOTA、LEO、JUNONも順にマイクを回していく。さながら最強の仲間たちを紹介していくかのようだ。
そして、2023年。2022年よりも増えた仲間たちとコラボをしつつ、BE:FIRSTとして11曲を披露した。2022年、2023年と多くのフェスに出演した経験が活きていたのだろう。その緩急あるセットリストは、コンパクトなワンマンライブのようだった。BE:FIRSTパートのラストを飾った「Boom Boom Back」の始まり、SOTAが「一緒に最後、一番踊って、BE:FIRST(のステージ)を終わらせましょう!」と観客を煽ってからスタート。ライブならではの生感がありつつも、BE:FIRSTらしいクオリティの高いパフォーマンスをしっかりと見せて幕を閉じた。
“グループでのパフォーマンスと、プラスαの要素としてのコラボステージ”という流れが、2024年は少し変化していた。この年は、「BMSG MARINE」、「BMSG SKY」、「BMSG GAIA」という事務所を横断した3チームが編成されたこともあったためか、BE:FIRSTとしてのパフォーマンスはかなり絞り込まれており、他アーティスト/グループとのコラボレーションや、ソロ、ユニットパフォーマンスが目立っていた。しかし、全員が集まれば一気にBE:FIRSTならではの空気感に。「Blissful」では、歌に笑い声が混ざったり、メンバー同士楽しげに顔を見合わせたり。自由にのびのびと音楽を楽しむBE:FIRSTらしさが溢れていた。
今年の『BMSG FES'25』は、ワールドツアーを経てより結束感が高まったBE:FIRSTとしてのパフォーマンスも、『BMSG FES』ならではのコラボステージも詰まった内容だった。2日間で披露されたのは計66曲。そこには、このフェスならではのパフォーマンスもたっぷり含まれている。年末年始のゆっくりできる時間に改めて『BMSG FES'25』を見直してみてはいかがだろうか。


























