『うたプリ』QUARTET NIGHTが全国へ “その場所で観る意味”が宿るツアー形式上映の面白さ、楽曲の魅力に迫る
『劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ TABOO NIGHT XXXX』が5月9日より公開される。
2022月に公開され、ロングランのうちに幕を閉じた『劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEスターリッシュツアーズ』からバトンを受け取る形で、QUARTET NIGHT編の劇場版の制作決定が発表されたが2023年12月24日のことだった。
ファンが心待ちにしてきた作品のタイトル、『劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ TABOO NIGHT XXXX』が発表され、制作の発表から約1年を経た2024年12月25日には作品メインテーマが収録された『TABOO NIGHT XXXX』が発売。ジャケットにはそれぞれのカラーが煌めく宝石のバラを手にしたQUARTET NIGHTの4人の姿があり、ライブ『TABOO NIGHT XXXX』がどんな世界観になるのかを自ずと想像させる。
映画のメインテーマ「TABOO NIGHT XXXX」。鳴り出したその歌は、彼ららしいユニゾンから響き出すアッパーなエレクトロラウドロック。エッジの効いたギターのリフと畳みかけるような寿 嶺二、黒崎 蘭丸、美風 藍、カミュによる4色のボーカルで紡がれるメロディアスな歌は、愛のタブーを破る危険な空気を纏い、リスナーのハートに刺さる楽曲だ。リリースを前にした2024年12月18日に公開されたショートリリックビデオでの美麗なビジュアルや鋭く響きながら交差する4人の歌声、スリリングな歌詞の世界観からも、『劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ TABOO NIGHT XXXX』がどんなステージとなるのか、期待感が高められる。
そんな楽曲とともにCDに収録された「JINN-Ω-RAY」は4声のユニゾンとQUARTET NIGHTの迫力あるボーカルが稲妻のように飛び交うナンバーとなっている。このCD『TABOO NIGHT XXXX』が感じさせるのは、4色の歌声のユニゾンの美しさと声が届ける4人の結びつきだ。絆を歌うことが、ある種の命題のようでもある彼らが、そのユニゾンで冒頭を紡いだ「エボリューション・イヴ」や「FLY TO THE FUTURE」といった、今やQUARTET NIGHTの象徴する楽曲となったナンバーとこの2曲はいずれ並び立ち、これからユニットの名刺的な楽曲になるのではないだろうか。
『劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ TABOO NIGHT XXXX アイドルソング』と題されたソロ曲のCD(カップリング含めそれぞれ2曲の新曲を収録)など、ライブ開始を前に続々と音がオーディエンスの元へ届けられる中、ファンを驚かせたのは『劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ TABOO NIGHT XXXX デュエットアイドルソング』シリーズだろう。嶺二&蘭丸の歌うハードでラウドなロックチューン「The RUN to the RAY」は、ライブを盛り上げること間違いなしの勢いある楽曲であり、藍&カミュのデュエット曲「God Love警報発令」はポップでキッチュなエレクトロダンスチューンで、可愛らしさを前面に出したナンバー。嶺二&蘭丸は「RISE AGAIN」、藍&カミュは「月明りのDEAREST」以来のデュエットという組み合わせだ。
さらに『劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ TABOO NIGHT XXXX メドレーアイドルソング』での個性溢れる楽曲をメドレーで繋ぐサウンドからも、ライブの演出がどのようになるのか、期待が高まる。これらをしっかり聴き込んで、ライブ当日に備えてはいかがだろうか。






















