三浦大知「この時間、この空間を選んでくれて本当にありがとう」 ノンストップのアリーナ公演で届けた全身全霊のパフォーマンス

〈太陽に焼かれて踊りましょう〉〈雨に打たれ歌いましょう〉とは、どんな困難にぶつかっても歌い踊ることを止めないという意味にも捉えられる。「皆さんと音楽で繋がり続けて、最後まで駆け抜けていきたい」とも、三浦はMCで話していた。鳴り止まない音楽を通してここにいる人たちと結ばれ続ける。ノンストップで繰り広げられるライブは、それを表現するためだったのかもしれない。同時に、この先も歌い踊り続けていくという、彼のアーティストとしての意志が見えた気がした。


ツアータイトルに加えてもう1つ、三浦が公演中に何度も叫んでいたのが、「この時間、この空間を選んでくれて本当にありがとう!」という言葉だった。本公演は彼自身がSNSでチケットの販売状況を明かしたことも話題を集めたが、結果的に多くの観客が足を運び、動員数は2日で1万4,000人。訪れたファンへの感謝の気持ちを伝えるように、アリーナ公演では未発表曲の「Polytope」も歌われた。
文字通り、全身全霊のパフォーマンスで届けられたアリーナ公演。今年ソロデビュー20周年を迎えた三浦は、この先も新天地を目指して歩み続けていくのだろうと、そう感じさせるライブだった。ツアーはこの後、5月16日、5月17日の大阪城ホール公演にてファイナルを迎える。

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