プロダンスリーグ『D.LEAGUE』にLDH発の新チーム誕生 EXILE NAOTOがチームディレクターに就任

『D.LEAGUE』にLDH発の新チーム誕生

 日本におけるプロダンスリーグ  D.LEAGUEに、LDH発の新チーム『LDH SCREAM』が誕生する。2月25日、東京・目黒のホテル雅叙園東京で開催された「『第一生命 D.LEAGUE』25-26 SEASON プレスカンファレンス」の中で、同チームの概要やメンバーオーディションの実施などが発表された。

 D.LEAGUEを主催する株式会社Dリーグの代表取締役COO 神田勘太朗によれば、10月からスタートする同リーグは、昨年までとは大きく異なる新体制で開催されるという。そのうちのひとつが、「2ブロック制」の導入だ。各ブロックに所属するチームは抽選で選ばれ、毎年新たに選び直される予定。また、今年から会場は江東区・青海に新設される「トヨタアリーナ東京」となる。神田は「新しい価値体験を提供できるように、この会場で、2日連続でリーグを開催していきたい」と意気込みを見せた。

「『第一生命 D.LEAGUE』25-26 SEASON プレスカンファレンス」の模様

 さらに、2025年のD.LEAGUEは所属チーム数が14から16へと増え、2チームが新たに参画する。カンファレンスでは、2チームのオーナー企業が紹介され、各チームのオーナーがリーグ参画への思いや作りたいチーム像を語った。

 まず発表されたのが、株式会社M&A総研ホールディングスの新チーム。チームは組成中のため、チーム名などの詳細は不明だが、オーナーの佐上峻作は「(リーグ開催まで)短い期間ではあるが、最高のチームを仕上げたい」と力を込めてコメントした。

 続いて紹介されたのが、EXILEなどを輩出するLDH JAPANだ。LDHは今回、リーグへの参画に合わせて新チームを作り、メンバー募集のオーディションを行うという。その背景について説明するため、カンファレンスにはEXILE HIROとEXILE NAOTOの2名が登壇した。

 まずは司会者より、LDHがD.LEAGUEへの参画を決めた経緯について質問が。約3年前にリーグのチーフクリエイティブアドバイザーを務めていたことがあるHIROがマイクを握ると、彼は「リーグ内での活動を経て、外からリーグを応援するようになって、改めて世界レベルのパフォーマンスが繰り広げられている素晴らしさ、リーグの可能性を感じた」「その反面、D.LEAGUEは世代を超えてもっと多くの人に伝わっていくべきなのではないかと思う部分があった」「このリーグを盛り上げるにはどうすればいいか、この2年くらい自分なりに考えた結果たどりついたのが、LDHとしてチームを持ち、スター軍団を作ってリーグに参加するということだった」と説明した。また、司会者よりD.LEAGUEへの参画を通じて実現したいことを問われると、チームディレクターを務めるNAOTOは、「自分が大好きなD.LEAGUEに参戦できる。喜びと責任感、プレッシャーでごちゃ混ぜな気持ちです」「でも、(リーグの)ハイレベルなダンサーたちに挑めるようなメンバーを集めて、D.LEAGUEをしっかりと盛り上げられたらと思います」とコメントした。

 そして、LDHが立ち上げる新チームの名前が発表された。チーム名は『LDH SCREAM』。NAOTOがLDHからデビューする以前に所属していたダンスチームの名前に由来しているという。HIROは「SCREAMという名前がD.LEAGUEで活躍することが、すごく感慨深い」と語り、NAOTOから続く想いや夢が次世代のパフォーマーに繋がっていくストーリー性も込めてチーム名が名付けられたことを明かした。その話を受け、NAOTOも「(LDHには)チーム名を受け継いでいく文化がもともとある中で、僕がやっていたSCREAMというチームがまたこういう形で復活して、皆さんに知ってもらえるというのは、ある意味LDHらしいなと自分の中ですごく腑に落ちています」とチーム名に対する思いを語った。

 LDH SCREAMのメンバーは、オーディションを経て決定する。参加資格は15歳以上の男性で、応募は2月25日から3月25日まで。HIROは概要を説明した後、「新たな仲間を探したいという思いで開催するので、ぜひ挑戦していただければ」と、若い世代に向けてメッセージを語った。NAOTOもオーディションの開催に寄せて言葉を紡ぎ、「ダンスを頑張って、愛して、ダンスで夢を叶えたいけれどその道が見つからなくて悶々としている方、チャンスです! ダンスで自分の人生を輝かせたいという人たちに、ぜひオーディションに参加してほしい」「磨いたスキルや気持ちをぶつけに来てほしいなと思います」「一緒にいろいろな景色を見られたらと思うので、気になった方は参加してみてください」と、オーディション経験者ならではの熱い言葉を述べた。

「『第一生命 D.LEAGUE』25-26 SEASON プレスカンファレンス」の模様

 質疑応答では、記者からD.LEAGUEの新体制や新チームに関して多様な質問が寄せられた。まず、LDH SCREAMのメンバーの募集要件が15歳以上の男性である意図については、HIROが「今回のチームは、NAOTOがかつて主催していた男性ダンスチームの2代目という位置づけ。なので、男性のみのグループとした。ただ、ゆくゆくは女性チームの組成にも貢献したい」と説明。また、チームを率いるNAOTOに対しては、立ち上げるチームの具体的なイメージを問う質問が。彼は「(昨年の)D.LEAGUEのルール改正で、より競技性が高くなった印象がある」「そうした中でどうやって自分たちの色やダンスカルチャーの部分、グループの雰囲気を大事にできるか。(そこを考えながら)勝ちに行けるグループをつくりたい」と語った。

 ディレクターのNAOTOに対して期待することに関して質問が挙がると、HIROは「NAOTOはアンダーグラウンドのダンサー界隈で有名だった。今ではメジャーシーン、エンターテインメントのことも把握している」「NAOTOを初めて見たとき、(ダンスが)衝撃的にうまかった。NAOTOの成長過程と実績も分かっているので、今回は適任なのではないかと思う」とコメント。NAOTOはその言葉を照れくさそうに聞きながら、「(今回のリーグ参画をきっかけにLDHは世間から)いい意味で期待していただいている」「その重圧がすでにのしかかっている。しっかりと準備を重ねて、HIROさんにNAOTOに任せてよかったと思ってもらえるように、(観客に)『LDH、そうきたか!』と言ってもらえるようにパフォーマンスしていきたいと思っています」と自身の想いを言葉にし、カンファレンスを終えた。

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