timelesz新メンバー分析第1回:寺西拓人 上品な色気と大人の余裕から見せる圧倒的なポテンシャル

 オーディション期間中も仕事と両立しながら練習や審査に取り組んでいた寺西だが、練習に参加できなかった際にも自分のパートを完璧に覚えてくるのはもちろんのこと、ほかの候補生の様子を気に掛けたり、ダンスを丁寧に教えたりするチームへの献身的な言動も度々話題となった。特に5次審査では練習中に大胆なアクティングを積極的に取り入れてチームの雰囲気を盛り上げたり、メンバーの不調にいち早く気づいて気持ちを吐露する場を設けたりと、彼の視野の広さと思いやりが溢れていた。4次審査、5次審査ともに同じチームだった浅井乃我には最終審査後に「本当にお兄ちゃんみたいな存在だったよ」と声を掛けられており、仲間の候補生たちからも慕われる存在だった。その信頼はプロジェクト開始前からの長年の付き合いであるオリジナルメンバー3人からも同じで、合格発表の際には松島聡から「もちろん頼ってもほしいんですけど、頼らせてほしいなと思いました」という言葉が贈られている。

[084]【timelesz project】《004/寺西 拓人 TAKUTO TERANISHI》【6次(ファイナル)審査】#タイプロ #timelesz_project #オーディション

 ステージでは上品に漂う色気と余裕を感じさせるパフォーマンスという唯一無二の持ち味を持つ寺西。芯の通った歌やキレのあるダンスといった基本的なスキルは言わずもがな、演技力に裏打ちされた表情作りやアクティングも一級品。5次審査の課題曲「SWEET」のような可愛らしいパフォーマンスは彼にとって課題も多いのではと思われたが、前述の通りそれも難なくこなしていき、アイドルとしての圧倒的なポテンシャルを見せてくれた。special episode 02の候補生同士の座談会では「結構長いことさ、俺らやっちゃってるからさ、その分凝り固まってるものもすごいたくさんあるから。今回のオーディションでそれに気づけた気がする」と話していた。これからさらに新たな表情を見せてくれることだろう。

 俳優とアイドルという二足の草鞋を履くエンターテイナーとなった寺西。公式YouTubeにアップされたショート動画では「これから、このオーディションをして新しいメンバーを入れたという決断を僕らが正解にしていけたらと思います」と意気込んでいる。長いキャリアを持つ彼のまた新しい1ページに期待したい。

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