『蓮ノ空』ラブライブ!大会、“全員で叶える夢”の終着点は? 決勝プレーオフ前に振り返る軌跡
2024年4月から始まった104期では、新メンバーである1年生3人が加わった9人体制でスタート。蓮ノ空の伝統の継承とその変化を、活動記録でのエピソードのほかに「Reflection in the mirror」「Sparkly Spot」「アイデンティティ」といった作中伝統曲を大胆なアレンジ違いで表現するなどして、9人体制を徐々にファンの間に浸透させることに成功した。人数が増えた蓮ノ空のパフォーマンスもさらに磨かれていくことになる。
そして始まった、104期の『ラブライブ!』大会。今回は最初から3ユニット合同でエントリーを行い、地区予選では昨年歌った「Link to the FUTURE」を披露して無事次のステージに駒を進め、12月に行われた北陸地方予選では新曲「KEY of Like!」をパフォーマンスして全国大会の切符を掴み取った。「KEY of Like!」は作中では藤島慈(CV:月音こな)が作った曲となっており、彼女が蓮ノ空で経験した喜びや挫折といった様々な感情を内包した覚悟の決まったこの曲は、ここまでのストーリーを追ってきた多くの人の涙腺を緩ませたのだった。
そして満を持して行われた全国決勝大会は、1月10日、11日に横浜アリーナで開催されたキャストによるリアルライブ『ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ 3rd Live Tour TRI TRI UNITY!!!』のアンコールにてサプライズで再現された。『ラブライブ!』大会がリアルライブで行われたことは、シリーズにおける歴史的瞬間と言っていいだろう。このステージでは作中にたびたび登場していた瑞河女子高等学校のスクールアイドル・桂城泉(CV:進藤あまね)が騎士のような凛々しい衣装を身に纏い、先にステージに登場。初披露となる「Edelied」の圧巻のパフォーマンスに大きな歓声が上がるが、蓮ノ空も負けてはいない。こちらも初披露となる新曲「AURORA FLOWER」で夢に対するひたむきさと諦めない心を神秘的な雰囲気に乗せて表現していく。日頃から「目指すは『ラブライブ!』優勝」と公言し、『ラブライブ!』大会に対して人一倍想いが強い乙宗梢(CV:花宮初奈)がセンターを務めたことも含め、多くのファンに感動を与えるステージパフォーマンスとなった。
同票1位で引き分けとなった両者の対決の決着は、先述した1月26日の決勝プレーオフまで持ち越しとなるが、この間に更新された活動記録のエピソードで瑞河女子の『ラブライブ!』へ懸ける想いとその背景が明かされたことにより、ただの再戦では終わらないことが確実となった。大会が始まる当初に掲げた「今年こそ――全員で願いを叶えましょう。」の“全員”の意味が、この終盤でガラッと変わった“みんなで叶える物語”。蓮ノ空、そして瑞河女子の夢が花咲く瞬間を一瞬たりとも見逃さないでほしい。
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— ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ(Link!Like!ラブライブ!) (@hasunosora_SIC) January 20, 2025

























