Name the Night、記念すべき1stワンマンライブ 温かな愛を捧げた今年最後の満月の夜
演奏後、メンバーは1人ずつ挨拶。畠山は「1年前から準備してきて、今日を迎えられて最高です! こういうふうに目標を持ってやるのはめっちゃ楽しい!」と喜びを爆発させ、MIYAは「本当に最高の景色です。このバンドはやってて楽しい。壁を乗り越えていく楽しさを3人と共有させてもらえて幸せです」と顔をほころばせる。伊地知は1年前にSHIBUYA CLUB QUATTROでやろうと言いだしたのが自分だったことを明かし、「バンドって続けるのが大変。今日もこれだと赤字(笑)」とぶっちゃけて笑いを誘発。「でも、皆さんのおかげでライブができるんです。まだまだライブやっていきます」と今後の活動を約束した。最後をまとめる山森は、これまでの音楽人生に紆余曲折あったことを振り返りながら、「こんな頼もしい仲間と出会えて本当に幸せです」と語る。「今日からがこのバンドのスタート。エピソード1に立ち会ってくれてありがとうございます」と感謝を伝え、「これからもよろしくお願いします!」と締めくくると、温かく大きな拍手が送られた。
そのまま山森が「最後は皆さんの夜の一番暗いところに寄り添いたい曲です。一番暗い時間を過ぎたら必ず暁がある。そういう曲です」と曲紹介して「This Night」へ。12月16日発売の1stアルバム『FULL MOON NIGHTS』でもラストを飾る楽曲をしっとりと丁寧に演奏し、ライブ本編が終了した。
アンコールを求める拍手や鳴りやまない中、まずは山森がひとりでステージに現れ、未発表の新曲「Misery」を1コーラス披露。その後、メンバーを呼び込み、「あなたの輝きをちゃんと抱きしめて、愛してあげてほしい」(山森)という曲紹介から、最後も「Trillion Dollar Baby」という新曲を宇宙初披露して記念すべき1stワンマンの幕は閉じた。
この日の東京はすっきりとした冬晴れーーライブ会場を後にして渋谷の夜空を見上げると、クレーターがはっきり見えるほど皓々と光る満月が、バンドの行く先を明るく照らすように浮かんでいた。アンコール途中のMCで、来年も満月の日にいろいろと計画していて、3月か7月の満月の日に何かをやる、と予告したName the Night。きっとその日も満月が眩しく光っていることだろう。
■Name the Night 1st ワンマンライブ『満月の夜、僕らは大きな羊に出会った』
2024年12月15日(日)SHIBUYA CLUB QUATTRO
<セットリスト>
M01.Marginal
M02.Mid Day Moon
M03.No Stress
M04.ECHO
M05.Inst Session
M06.Till Dawn
M07.Infantry
M08.ボナパルト
M09.Silhouette
M10.PARADE
M11.Radio La La La
M12.COASTLINE
M13.Stange World
M14.This Night
EN01.Misery
EN02.Trillion Dollar Baby