『ブレイクマイケース』初の大型イベント夜の部詳細レポ ライブや朗読劇で彩られたAporiaの世界へ

『ブレイクマイケース』イベント詳細レポ

 ライブはそのまま「Last Dance」へ。特務部のゲームプレイで流れるどこか切なさを滲ませるミディアムチューンが彼らの奥底にある繊細さを感じさせた。そして交渉部の「Complicated」が奏でられると、リズミカルながら変則的なメロディと畳みかけるようなパーカッションの音が鋭く響く1曲に、大人な交渉部の面々の日常を思わせるカードのビジュアルが眩しくスクリーンを飾った。管理部の「Be-Bop Aporia」では歌うようなキーボードの旋律と軽やかなベースラインがオーディエンスの心を躍らせるように響く。管理部3人の、物言わずとも通じるような関係性さえも見えてくるような音だった。続いたのは、交際部の「fonkey nite」。ファンクをベースに軽快に躍動するダンスミュージックで楽しませたあとには「Friday Holic」へ。夜の街を見下ろす逢の映像から城瀬由鶴、須王芦佳の映像も交え、さらにほかのAporiaメンバーたちの姿を見せながら、ここまでの半年という時間の思い出を振り返ることのできるような時間だった。

 BGMライブのあとには、再び「PERSONAL SONG」のステージへ。静かに落とされる言葉。含みを感じさせるそれは隠岐谷誓のもの。まるでミュージカルのレビューのような「愛だと思えば」を軽やかに伸びやかに歌い上げる中澤。

中澤まさとも

 続いたのは大河の「灰色の世界」。都会的なギターサウンドで紡がれる哀愁滲む1曲を熊谷がその歌声でエモーショナルに放った。最後は有の歌う「青に染まる」。ピアノの旋律と共にしっとりと響く深淵の音から強い意志を宿す歌声が印象的な1曲に、タイトルの通りに会場は青く染め上げられた。

熊谷健太郎

熊谷健太郎

坂田将吾

坂田将吾

 最後は出演者全員がステージへ集結。和気あいあいとした雰囲気に会場の空気が柔らかくなる。エンディングでは「PERSONAL SONG」の2巡目の次なる楽曲が発表に。「Code:13 -Good morning. I’m fine!-」が一部披露され、なんとステージにいる広瀬がマイクを手に歌い出すというサプライズも! ビッグビートで轟かせるアッパーチューンに会場が沸き、配信が待ち遠しいという想いが会場を包んだ。さらに2025年5月に一周年記念イベントの開催も発表され、ファンは歓声を上げた。

 昼の部では灯世役の小林裕介も出演した初のキャストイベント。2025年3月2日には『ブレマイ』のDJイベントも開催。篠信役の広瀬と共に、強行部のミカこと御門尊を演じる小野友樹も登場することが告知され、2025年の一周年記念イベントも含めて期待値を高めたイベントとなった。今後も『ブレマイ』から目が離せない。

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