THE ALFEE、イルカは二度目の出場 GLAY、高橋真梨子……ベテランアーティストの『紅白』出場の歴史

 GLAYは1999年の『第50回NHK紅白歌合戦』以来25年ぶり4回目の出場。1997年から「HOWEVER」「誘惑」「サバイバル」の歌唱で『紅白』へ3年連続出場しており、その変遷からも90年代後半のGLAYの勢いを感じさせる。前回「サバイバル」での出場から25年の時を経たGLAYは、今年デビュー30周年を迎え、QUEENとの対バンやベルーナドームでのリバイバルライブ、そしてGLAYとして初めての夏フェス出演となった『SUMMER SONIC 2024』、台湾・台北最大級の音楽フェス『2024 SUPER SLIPPA 超犀利趴13』、[Alexandros]が主催した『[Alexandros] presents THIS FES '24 in Sagamihara』といった各種音楽フェスへの出演、そして現在30周年を祝すアニバーサリーツアー『GLAY 30th Anniversary ARENA TOUR 2024-2025 “Back To The Pops” Presented by GLAY EXPO』を開催中。今年の『紅白』のステージは、年間を通して精力的な活動を続けてきたGLAYの貫禄のステージになるだろう。

GLAY / HOWEVER

 2017年の出場から7年ぶりの出場となる高橋真梨子。特筆すべきは彼女自身が持つ紅組最年長記録を、今回の出場で更新することとなる点だ。前回は68歳9カ月で紅組最年長出場記録となっていたが、今回はそれを大幅に更新する75歳9カ月での出場となる。2022年から2023年にかけて自身最後となる全国ツアーを開催した高橋だが、ファンからの声に応える形で現在アンコールツアーとなる『Mariko Takahashi concert FINAL 2024-2025 EPILOGUE with Henry Band』を開催中。75歳とは思えない力強い活動を現在も続けている高橋による圧巻の歌唱が楽しみだ。

髙橋真梨子「for you...」ライブ映像

 『紅白』の魅力とは、世代や時代を超えるラインナップだ。コンテンツの多様化が進む令和の時代において、むしろ『紅白』こそ今まで触れる機会のなかった音楽やアーティストに触れるきっかけになるのではないだろうか。年末は『紅白』で新しい音楽と出会ってほしい。

2023年の『紅白』で交差した過去と現在 全世代に向けた新たな最適解の探求へ

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