TWS、“最高の新人”としての成長表れたシングル完成 「どれだけステージに本気のチームか知ってほしい」
TWSが11月25日に1stシングル『Last Bell』をリリースし、同日に発売を記念したメディアショーケースを韓国にて開催した。
グループ初シングルのタイトル『Last Bell』は、「1年を締めくくる学校で鳴り響く最後のチャイム」と「初めてときめきを感じた瞬間、心で響く鐘の音」というふたつの意味をあわせ持っている。TWSはこれまで、1stミニアルバム『Sparkling Blue』収録の「Plot Twist」で初めて出会った時のときめきを、2ndミニアルバム『SUMMER BEAT!』収録の「If I’m S, Can You Be My N?」でともにする楽しさを歌ってきたが、今作では「誰もが一度は経験したことがある別れの瞬間に芽生える新しい感情」を歌い、TWS自身の成長も感じさせる作品となった。
タイトル曲「Last Festival」は、日常を一緒に過ごしてきた友達にときめきを感じたTWSが、たったひとりのために最後のお祭りを準備する物語だ。本楽曲を聴いて涙を流したというJIHOONは、「今年は10代最後の年であり、TWSとしてデビューできた一年でもあったので万感の思いで涙が溢れました」と話す。スケジュールが忙しく、自主練習をするのも簡単ではなかったそうだが、MVでは学校の舞台で踊るシーンが象徴的な同曲は「たったひとりのための舞台を準備する」という曲でもあるため、最も感動させるために身体も振り付けに合わせてセッティングし、基礎から全員でしっかりと準備したそうだ。JIHOONがスケジュールのあとに「残って練習しよう」と提案した際にもメンバーから「楽しそうだ」というレスポンスがあったそうで、こうした過程で曲がさらに大事なものになっていったという。
KYUNGMINからは準備過程に関して、「HANJINさんがPDFで全体の歌詞の意味を一行ずつ細かくまとめてくれて、びっくりしました」と彼らだけが知るエピソードが明らかに。HANJINは少し照れた表情を見せながらも、「楽曲の感情が多様で、メンバーが同じ方向を取ることが難しかったので、歌詞を翻訳して理解したあとにパートごとに表現すべき感情を書いてメンバーに共有しました」と工夫したことを教えてくれた。彼は、11月24日にYouTubeチャンネル「전지적 참견 시점」(全知的おせっかい視点)で公開された動画(※1)でも、普段から朝はマネージャーよりも早く起床し、コーヒーを飲みながらスキンケアをしていることが明かされていたが、こうした一人ひとりの努力や些細な気配りがTWSのチームワークを高め、舞台への情熱を加速させているのだろう。
タイトル曲「Last Festival」(「最後の祭り」)がソテジワアイドゥルの1993年による同名曲を再解釈して制作されていることに関連し、JIHOONは「ソテジワアイドゥル先輩はK-POPに歴史を残した先輩であり、親もとても好きだったので自然と知っていました。『最後の祭り』も好きでよく聴いていましたが、TWSならではのスタイルで再解釈できとても光栄でした」とコメント。HANJINは、「今回準備をしながら初めて(楽曲を)聴き、原曲が本当によくてびっくりしました。原曲のステージをたくさん検索して学ぼうとしました」と話した。ソテジワアイドゥルとの差異については、「(別れは)悲しいけれど、それをあまりにも悲しすぎないように表現しているのが共通点で、サウンド面でTWSの色を感じられるのが差別化を図った点」だという。
DOHOONは工夫しながら歌詞への理解を深めたことを受け、「Last Festival」の「曲の流れによって変化する感情」を見せてくれた。たとえば、最初は「別れたくない」という気持ちでクールな表情を、1番のサビの〈우리 따뜻했던 마음 기억해 줘〉(僕たちのあたたかかった心を覚えていて)という歌詞ではふんわりと微笑んで決めポーズを、最後の〈다시 만날 그때 낯설지 않은 듯 또 인사해 줘〉(また会えたら、その時、見慣れたようにまた挨拶してね)という歌詞では笑顔で手を振るポーズを……と、「パフォーマンスでディテールの部分を発見する楽しさがあると思います」と、今作の注目ポイントを教えてくれた。そんな今回の活動の目標は、「(TWSに対して)ドキドキすると言われたい」「これまでと違う姿をお見せするのでときめきを感じていただけたら」(DOHOON)、「どれだけステージに本気のチームかを知っていただきたい」「今回の活動を通してどれだけ強くなったのかをお見せしたい」(YOUNGJAE)だという。