NEWSとヒロイズムの切っても切れない関係性　「チャンカパーナ」はグループにとっての“正解”に

　NEWSの増田貴久がパーソナリティを務めるラジオ『増田貴久・中丸雄一のますまるらじお』（MBSラジオ）11月13日放送回に、音楽プロデューサーのヒロイズムがゲスト出演した。

　ヒロイズムといえば、NEWSファンにとってはすっかりおなじみの存在。今年9月15日に全シングル、そして10月1日に全アルバムのサブスク＆ダウンロードを解禁となり再注目を集めているNEWSだが、彼らが発表してきた楽曲500曲の制作者欄を見ればヒロイズムの名前の多さに圧倒されるはずだ。

　「さくらガール」「恋を知らない君へ」「チャンカパーナ」「フルスイング」「生きろ」など、胸を鷲掴みにされる切ない青春ソングから、メンバーが命からがらに熱唱する決意の歌、そして誰もが笑顔でリズムに乗りたくなるダンシングソングまで、実に様々なテイストの楽曲をNEWSに提供してきた。“NEWSの名曲にヒロイズムあり”といっても、決して過言ではないだろう。

　なぜヒロイズムがこれほどNEWSの音楽と切っても切り離せない存在になったのか。その理由が、今回の放送で垣間見えた気がした。まずは、今回ゲスト出演した経緯だ。ヒロイズムは8年前よりアメリカに居を構えているのだが、NEWSのライブツアーに合わせて帰国しているのだそう。こういった部分にもNEWSに対する愛情を感じる。

　さらに、このラジオ収録の前日にヒロイズムとご飯を食べていたという増田は、「明日いないんだよね、ゲストが。あ、ヒロさん来てよ！」と思いつきで提案。それも夜も更けた23時ごろの話だったそうだが、翌日にはこうして実現したというから両者のフットワークの軽さに驚かされる。

　もちろん、この時間を作るためにヒロイズムもほかの仕事のスケジュールを動かしたのだそう。「ここらへんに移動してもらってね、場所も時間もね」と話すヒロイズムに、増田も「え、誰かを巻き込んでます、私？」と若干恐縮気味に。だが、最終的には「いえいえいえ、自分の意志で来ましたから！」と断言するヒロイズムに、増田も「ですよね！」と遠慮のないスタンスを貫いて笑いを誘うのだった。

　NEWSがかわいくて、放っておけない。できることがあるなら、喜んで一肌脱ぐ。そんなヒロイズムのNEWSに対する愛情が、楽曲を通じてファンと共鳴しているのかもしれない。