清 竜人25は“新しいグループ”として時代に挑む 加入時のエピソードから結婚報告への反響まで

清 竜人25、新しいグループとしての手応え

夫人たちが考えるSNS観「何がバズるかわからない」

――8月の竜人さんへのインタビュー(※1)で「軽妙洒脱な感じじゃないとダメだなと思った」と言っていましたが、新曲「KARESHIいるんだって」を『BOYFRIEND EP』のリードナンバーにしたのは、どういうところを意識したんでしょうか?

竜人:前回の活動期間との時代的な違いみたいなところでいうと、あの当時はSNSをすごく意識したもの作りはしていなかったんですけど、今は無視できないネット上のプラットフォームがたくさんあるじゃないですか。クリエイティブなものを作るのは大前提なんだけど、ちょっととっつきやすいものっていうのは意識してますね。15秒、30秒聴いただけでも1曲が感じられるみたいな。清 竜人25はミュージカルタッチの曲が多くて、1曲を通して世界観を伝えるみたいな曲も前回は多かったんですけど、今はどういう切り取られ方をされても単純に音楽やエンタメとして楽しめるよう、音楽性や歌詞のワードチョイスを意識しています。

――今の話は、実際にSNSをやっている夫人の皆さんからして、どうですか?

凪:それこそ「Will you marry me ?」は今TikTokでたくさん踊ってもらってて、サビもキャッチーですし、振り付けも難しくなくて、体を揺らしてノリノリになれるから、どっちの面でもキャッチーなんですね。振り付けもサビも、ある意味ミーム化みたいな感じになってるのがすごいなって、客観的に見て思ってます。

清 竜人25 - KARESHIいるんだって

――「KARESHIいるんだって」を最初に聴いた感想はいかがでしたか?

凪:聴いてみての感想……曲作りがいっつもギリギリなんです。ラフが数日前に来て、メロはなんとなくわかるけど、歌詞はスタジオに入って「(竜人が)今書いてる」みたいな感じだったり、竜人くんが仮歌レコーディング中だったりして。だから、あんまり覚えていないんですよ(笑)。でも、アレンジが入ったバージョンを聴いたときは、ミュージカル映画の『雨に唄えば』を連想させるようなキラキラ感がある音楽で、とっても素敵だなと思いました。

さきな:私、SNSがちょっと苦手で、反応とかもよくわかんないんです。「バズってるな」みたいなのはわかるけど、当事者になるとよくわからないじゃないですか。それでもTikTokで知らない人がいっぱい踊ってくれてるんで、すごく広がってるんだなと思うんですけど。「KARESHIいるんだって」を初めて聴いたときは、最初の入りのメロディがすごくいいなと思って、特に好きですね。ワクワクするし、サビでさらにね、こういう感じになって(両手でピースをする)、「イエーイ」って感じ。まさに高揚感が溢れていて、すごく好きです。歌詞も曲もすごくかわいい。

――さきなさんがSNSをよくわからないって言うと、私の世代は何もわからないですよ。

さきな:数字が出たら「すごいな」とは思うけど、わかんないです(笑)。

真尋:何がバズるかがよくわかんないよね。よくわかんないものがバズってたりするから、なんでなんだろう?

さきな:SNSの数字と、実際の認知度や普及度は違うと思っていて。SNSだけの数字で見たら大きい/小さいってわかるけど、実際どれぐらいのものなのかっていうのが当事者になるとちょっとよくわかんない。はたから見てたら、それが自分の元まで届いた時点で「流行りものなんだな」ってわかるけど、自分のことになるとSNSだけじゃ普及度がわからないなと思って。SNSの数字っていうものにあんまり信頼がないんです、私は。

――「THE FIRST TAKE」への出演は実感がありました?

さきな 「THE FIRST TAKE」に出られるということがすごいなと思う。けど、竜人がそもそもソロで出てて、もともとの清 竜人25の活動があった上で、「あの伝説復活」的な注目度で出させてもらってると思うので。私も結構よく観るから、「ありがたーい!」と思いました。なんかすごいことなんだなと。

――「THE FIRST TAKE」に出られてすごいというのは、夫人の皆さんが一斉に頷いてますね。

真尋:(取材の直前に)100万回再生行ったらしいよ。

清 竜人25 - Will you marry me ? / THE FIRST TAKE

――真尋さんは「KARESHIいるんだって」を聴いた感想はいかがでしたか?

真尋:えー。ハッピーな感じがすごくて。レコーディングで、最後のラララ〜がもう難しくて、でも順番が前だった凪がいろいろ(歌詞の紙に)書いてくれたから、すごく歌いやすかった印象があります。そこ、めっちゃ好きです。最初もラララ〜から始まるから、ラで始まりラで終わる。すごくハッピーだなと思います。

――ゆなさんはSNSのこと、いかがでした?

ゆな:SNSって難しいんで、ちょっとわかんないんですけど、バズる/バズらないはさておき、いっぱい愛されるべき曲だなって。カラオケとかでいっぱい歌いたいな。みんなが歌いたいと思うような曲だなと思いました。

――ゆなさんが「バズがわからない」って言ったら、私の世代は何もわからないですよ。

ゆな:何がバズるかはわからない。

竜人:いいねとかリポストとかで、「この自分の写真はいきそう」とかある?

ゆな:ある。

竜人:それは思った通りの結果になる?

ゆな:なる。

竜人:わかってるじゃん(笑)。

ゆな:曲ですよ、曲。私は私の何がバズるかわかるんですけど、曲は難しい。今はTikTokで流行る曲が「流行りの曲」みたいになるけど、TikTokで流行る曲って難しいから、「はて?」という感じです。

――私にとってはTikTokはダークウェブですよ。『BOYFRIEND EP』に収録されたセルフカバーに「アバンチュールしようよ」「LOVE&WIFE&PEACE」を選んだのはなぜでしょう?

竜人:人気曲っていうのもあるんですけど、今リアレンジして2024年版サウンドに仕立て上げられるメロディラインかどうかは、過去の曲でも分かれるところがあって。だから、過去の清 竜人25の楽曲の中でも人気があるもので、かつ、メロディラインがタイムレスかどうかっていう判断ですね。

――『BOYFRIEND EP』に収録されている「Will you marry me ?」「青春しちゃっていいじゃん」のリミックスは大胆でびっくりしました。

竜人:僕がアレンジャーの選定も、アレンジャーに対するディレクションもきめ細やかにやってるんで、リミックスまで自分でやると差別化にならないかなと思ったんで、リミックスはもう基本ディレクターに丸投げしてます。トラックメイカーのリストは共有してもらって、「もうちょっと何か太いキックにしない?」とか、ミックスバランスに口出したりするぐらいで、どういう方向性のリミックスにするかはディレクターの判断です。基本のノータッチの姿勢ですね。

ハッピーな気持ちで駆け抜けているツアー ファイナル豊洲PITに向けて

――では、11月14日の豊洲PIT公演への意気込みを教えてください。

さきな:まだ始まったばっかりですけども、ツアーのファイナルなので、“始まりの終わり”みたいな感じに捉えていて。新しく来てくれてる人も大勢いるけど、前回から応援してくれてる人がすごくたくさんいて、新しい清 竜人25を肯定してくれてる印象なので、既存の世界観を大事にしつつ、新しい清 竜人25をいろんな人に知ってほしいし、好きになってほしいなと思います。始まりの終わりとして、「これです!」みたいな感じで、すごく完成度を上げられたらなと思っています。

凪:追加公演っていうのが、まずすごいことだなと思って。すごくないですか? ありがたいことですよね。ツアーファイナルは、もう観に来てくださった方、全員ハッピーにするぞという気持ちです。我々の培ってきた仲の良さだったり、ラブラブな感じ……なのかわからないけれども、アットホーム、アットホームな……職場?

――急にブラック企業っぽくなってきましたね。

凪:アットホームな感じで培ってきたものをお見せできたらいいなって思います。ライブって、一生に1回のものがどんどん続いていくわけだから、それを心して楽しんでもらえたらなと。そのときの公演を魂で楽しんでほしいなと思っております。

――アットホームのくだり、どうなるかと思いました。

凪:意識が飛びかけましたね、二日酔いです(笑)。

――凪さんまで二日酔いですか。真尋さんはいかがですか?

真尋:それこそ清 竜人25が始まってから、清 真尋になって初めて出会った方が、「竜人とのイチャイチャが見れてこっちも幸せだし、もっとやっていいよ」と言ってくれるので(笑)、豊洲PITではイチャイチャできたらいいなと思います。あとは、グループのコンセプトとして、一人ひとりにハッピーをたくさん届けられるように頑張ります。

ゆな:私はファイナル、寂しいなと思ってて。この間、「本当に清 竜人25が大好きなんだな」っていう人がいて、その人がすごく楽しそうな顔でライブを観てくれて、目が合ったら楽しそうに笑い返してくれて。その人と今同じ空間にいて、その人が愛するグループに所属できてるのって、超幸せだなと思ったので、ファイナルはめっちゃ寂しいなと思ってます。ファイナルだからちゃんと頑張るぞ、という気持ちです。「頑張るぞー!」です。

真尋:その日、ゆながすごい泣いてて、かわいくてもらい泣きしちゃいました。

竜人:お客さんの表情が本当に良くて、僕らも本当にハッピーな気持ちになってます。演出面で言うと、今回のツアーは、あえて楽曲を聴いてパフォーマンスをしっかり見てもらうような感じにしたいなと思っていて、それ以外の要素はあまり入れないようにしてますね。このメンバーでちゃんと最後の11月14日まで走り抜けられたら、すごく嬉しいなと思ってます。

※1:https://realsound.jp/2024/08/post-1746239.html

サイン入りチェキプレゼント

清 竜人25全員のサイン入りチェキを2名様にプレゼント。応募要項は以下の通り。

応募方法

<X(旧Twitter)からの応募>
リアルサウンド公式Xをフォロー、本記事の投稿、または応募投稿をリポストしていただいた方の中から抽選でプレゼントいたします。

リアルサウンド公式X

<Instagramからの応募>
リアルサウンド公式Instagramをフォロー、本記事の投稿にいいね&コメントしていただいた方の中から抽選でプレゼントいたします。当選者の方には、リアルサウンドXアカウント、もしくはInstagramアカウントよりDMをお送りさせていただきます。

リアルサウンド公式Instagram

※非公開アカウント、DMを解放していないアカウントからの応募は抽選対象外となりますのでご注意ください。
※当選後、住所の送付が可能な方のみご応募ください。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。
※当選の発表は、賞品の発送をもってかえさせていただきます。
※チェキはランダムでの発送となります。指定はできません。
※当該プレゼントは、応募者が第三者へ譲渡しないことが応募・当選の条件となります(転売、オークション・フリマアプリ出品含む)。譲渡が明らかになった場合、当選は取り消され賞品をお返しいただく場合がございます。

<締切:11月27日(水)>

清 竜人25『BOYFRIEND EP』
清 竜人25『BOYFRIEND EP』

◾️リリース情報
清 竜人25『BOYFRIEND EP』
11月6日(水)発売
購入:https://erj.lnk.to/bfners
・初回生産限定盤(CD+BD+32Pスペシャルブックレット):¥4,950(税込)
・初回仕様通常盤(CD):¥1,980(税込)

◾️ライブ情報
『KIYOSHI RYUJIN25 REUNION TOUR 「THE FINAL」』
会場:豊洲PIT
日程:2024年11月14日(木)
時間:18:00 Open / 19:00 Start
チケット料金:¥9,000(スタンディング)
チケット一般発売中:https://eplus.jp/kiyoshiryujin/

清 竜人25 オフィシャルサイト

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「インタビュー」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる