『ポケットモンスター』新章EDテーマ、謎に包まれた歌い手の正体は? SNSで発せられたヒントから探る
テレビアニメ『ポケットモンスター』(テレビ東京系)の新章「レックウザ ライジング」編のエンディングテーマが面白いことになっている。10月11日に初回が放送されたが、歌唱アーティストは未発表。通常なら必ずあるはずの楽曲クレジットも、エンディング映像では丸ごと伏せられていたのだ。
今作のエンディングテーマが発表されたのは、先週10月4日のこと。楽曲名が「ピッカーン!」であること、9月まで放送された前章「テラスタルデビュー」編のエンディングテーマ「Let me battle」(9Lana)を手掛けたGiga & TeddyLoidが引き続きプロデュースすることが明かされた。作詞はボカロPのDECO*27が担当。DECO*27といえば、昨年行われたポケモンと初音ミクのコラボレーション企画『Project VOLTAGE』において、楽曲「ボルテッカー feat. 初音ミク」を手掛けたことも記憶に新しい。
Giga、TeddyLoid、DECO*27の3組が集結したのは、2021年にリリースされたAdoのヒット曲「踊」以来。そんな期待を高める布陣、以前からポケモンと縁のあるメンバーで制作されたという点も、本楽曲が注目を集めるポイントのひとつだろう。初回放送前日の10月10日には、Gigaが自身のXにて「#ピッカーン」のタグとともに音源の一部を公開。TeddyLoidとDECO*27もこの投稿を引用する形で呟き、楽曲を紹介していた。
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#ピッカーン! pic.twitter.com/d3FIZJmL83— ギガちゃん(ママ) (@GigaMozuku) October 10, 2024
「ピッカーン!」は、「Let me battle」に続くダンサブルなナンバー。章タイトルの“ライジング”にかけてか、至るところで〈Rise Up〉の言葉が歌われ、特に冒頭の〈Rise Up, ピッカーン〉という繰り返しのフレーズがとてもキャッチーだ。時に困難にぶつかりながらも立ち上がり、旅を通して成長していく主人公・リコたちを彷彿とさせるような、前向きなメッセージが込められている。実際のエンディング映像でも、キャラクターたちが曲に合わせて踊る楽し気な場面もありながら、リコがパートナーと一緒に進化していくような描写も含まれていた。明るい楽曲が、ライジングボルテッカーズの新しい冒険を描くストーリーを盛り上げてくれそうだ。
では、肝心の“歌唱アーティスト”は一体誰なのか。まずヒントとなるのは、TVアニメ『ポケットモンスター』のX公式アカウントが10月10日に投稿した、わずか4秒ほどのショート動画だ。「#ピッカーン」のタグが添えられ、大部分は黒色で覆われているが、稲光の形にくり抜かれた向こうに人が立っているのが確認できる。最後に「Who is this?」と表示されることから、映っているのは「ピッカーン!」を歌唱しているアーティストと考えられるだろう。顔はもちろん、髪型などの細かい情報は一切わからないのだが、両サイドに一人ずつ立っていると思われることから、ボーカルは2人だと予想できる。
⚡️ #ピッカーン pic.twitter.com/a8KqoxQQ2U
— アニメ「ポケットモンスター」公式 (@anipoke_PR) October 10, 2024