King & Prince 永瀬廉とSixTONES 京本大我に共通するノリの良さ ラジオとXを通じて続くいじり合い

 この永瀬と京本のノリの良さは、King & PrinceとSixTONESの全体にも通じるものがある。デビュー前から同世代で共に過ごした2グループ。『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)の公式YouTubeには、「【ストプリ】King & PrinceとSixTONESがメンバーの秘密を暴露【Mステ】」と題して、2023年4月7日放送本番前の彼らの様子を収めた動画が今も残っている。

 グループを超えて秘密の暴露が思い浮かばないボケをリレーしてみたり、気づけば岸優太ネタしばりになったり、その流れを切った京本の天然っぷりを全員で愛でたり……と、まるで男子校の放課後を覗き見しているかのような空気感。

 そして2人体制になったKing & Princeが5代目MCに就任した『ザ少年倶楽部プレミアム』(NHK BSプレミアム)の初回放送にもSixTONESが駆けつけていたことを思い出す。松村北斗が尊敬する俳優の名前に永瀬を出し、謙遜のあまり永瀬が「嬉しくない」なんて笑っていたのも気心が知れた間柄ならでは。

 また、髙橋が「SixTONESとは共にジュニアをずっと過ごしてきた。デビューに向けて切磋琢磨してきた仲間」と語っていたのも印象的だった。そんな2組が大人になった今だから見せられるコラボステージとして、高橋が選曲したSMAPの「Battery」、嵐の「One Love」、SixTONESの「Imitation Rain」の3曲を息の合ったパフォーマンスで披露した。

 歌い踊るときの雄々しさと、バラエティやトークで見せるふわふわ感。そのギャップでファンを魅了する感覚が2グループはどこか近いものがあるのかもしれない。今後もメディアの形を問わず、King & PrinceとSixTONESの掛け合いが繰り広げられていくことを楽しみにしている。

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