サムネイルでバズるK-POPアイドルたち Felix、Hyunjin、TSUKI、HANNI……徹底された表情管理
7人組グループ Billlieの日本人メンバー TSUKIも、サムネイルがきっかけにバズった1人だ。「GingaMingaYo (the strange world)」のチッケムは公開から2年が経った現在、再生回数はなんと1400万回を超えている。
びっくりしたかのように大きく目を開いた、パフォーマンス中の可愛らしい表情がサムネイルに使用されている。ツインテールも大きく揺れていて躍動感があるカットが印象的だ。TSUKIの強みは、笑顔から強い表情、上目遣いから流し目まで、表情や視線を自由自在に操れるところである。どの瞬間を切り取っても良いサムネイルになるほど、一瞬一瞬の表情管理が徹底されている。見ている者が飽きることのない、圧巻のパフォーマンスである。
こちらは同じ「GingaMingaYo (the strange world)」のパフォーマンスであるものの、スタイリングや表情の雰囲気がクールなサムネイルが印象的である。同じ曲でも切り取る瞬間によってサムネイルの雰囲気が大きく変わるのは、それだけTSUKIの表情がバリエーション豊富ということだろう。
5人組グループNewJeansのHANNIは、デビュー当時からサムネイルで注目を集めている。
デビュー直後に「Hype Boy」を披露したとき、新人とは思えないほどの堂々としたパフォーマンスを見せた。サムネイルに使用されたのは、音楽が始まる直前にメンバーのHYEINに対してほほえみかける姿だ。口を大きく開けてクシャッと笑う姿に、俳優の石原さとみや広瀬すずに似ていると日本でも話題になった。踊り始めると一気にアンニュイな表情に変化し、歌唱パートでも余裕溢れるウインクを見せるなど、コロコロ変わる表情から目が離せない。移動やフォーメーションの変化に合わせて、他のメンバーにアイコンタクトを取ったり、笑いかけたりしている。5人で一緒にパフォーマンスを楽しんでいる表情が見れるのも、NewJeansの魅力の一つといえるだろう。
HANNIのパフォーマンス中の表情豊かなシーンがサムネイルになった動画は他にも存在する。2023年1月29日放送の『人気歌謡』(SBS)の動画ではカメラをまっすぐ見つめる瞳と、躍動感溢れるアップのサムネイルが印象的だ。
こうした例から、K-POPにおいてパフォーマンス動画のサムネイルがバズる背景には、アーティストの表情豊かなパフォーマンスがあってこそであることが改めてわかる。パフォーマンス中はダンスや歌、フォーメーションの移動などさまざまことに神経を使うため、表情まで意識を配ることを徹底するのは簡単なことではないだろう。音楽やコンセプトに合わせた魅力的な表情でのパフォーマンスは、まさに彼らの日頃の努力の賜物である。パフォーマンス動画だけでなく、多種多様で魅力的なサムネイルが生まれることが今後も楽しみだ。
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