YONA YONA WEEKENDERS、変化しながら続くバンドへの想い J-POPを起点に落とし込んだ日々のリアル

YYW、変化しながら続くバンドへの想い

大塚 愛との共演から得た刺激

――皆さんの世代のJ-POPでいうと、やはり大塚 愛さんの存在はとても大きいのではないかと思います。

磯野:めっちゃデカいですね。さっきのプレイリストを見てたら、「黒毛和牛(上塩タン焼680円)」が入ってました。

キイチ:入れたの俺だと思う。あと、「金魚花火」とか。

YONA YONA WEEKENDERS "Orange Moon feat. 大塚 愛" Lyric Video

――今回、「Orange Moon feat. 大塚 愛」で大塚 愛さんをゲストとして迎えた理由や経緯について教えてください。

磯野:僕、もともと大塚さんのバラードがすごく好きで。去年、「シラフ」っていう曲でドラマ(テレビ東京系『湯遊ワンダーランド』)のエンディング曲をやらせていただいた時に、たまたま大塚さんがそのドラマのオープニング曲(「vanity」)を歌っていらっしゃって。で、メンバーに提案して、いいじゃんってなって、大塚さんに宛てて一筆したためたんです。大塚さんの曲に感銘を受けたこと、今回こういう曲を作って、ぜひ大塚さんの歌声を重ねていただけたら嬉しいです、という想いを書いて送って。それで快諾していただきまして。

キイチ:僕、この曲のギターを弾いた時は、「金魚花火」のような和なテイストをイメージしていて。もともと、そういうテイストの和音とか、プリング/ハンマリング(ギターのテクニック)のフレーズとかが好きで、これまでの曲の中にも入れ続けてるんですけど、それが今回マジでハマったなっていう感じでした。

小原:長年、日本のシーンの最前線で歌い続けている人ってやっぱりすげえんだなって思いました。あと、ラジオで共演した時に、大塚さんは、曲ごとに年代やキャラクターを設定して歌われているという話を聞いて、そういったスイッチの切り替え方は、すごく勉強になりましたね。

小原“Beatsoldier”壮史

バンドに向き合う気持ちを共有し合えた「30」

――今回のアルバムの最後には「30」という曲が収録されています。このタイトルを見て、インディーズ時代の曲「15」を想起するファンの方も多いと思います。

磯野:「15」は自主制作で音源を出した時に作った曲で、あれはそれこそ15歳とかそれぐらいの時にバンドに出会ってバンドをやるっていう人生を選んで、いい意味で人生を狂わされた、そういう感じの初期衝動を歌にした曲なんです。そこから時を経て、今アラサー、もうすぐアラフォーに突入しようかっていう年代になって、いろいろ紆余曲折があって、メジャーデビューして、いろんな大きいフェスに出させてもらったりとか、タイアップをやらせてもらったりとか、いろんなメディアに出させていただいたりとか、そういうことがありつつも、正直かつて思い描いていたような……億万長者で高級車に乗ってるみたいな、僕はちょっとそういう理想をイメージしていたんですけど、それとはやっぱりほど遠いなって。それこそ話が最初に戻るんですけど、「あんしん」を書いた後ぐらいに、4人でリアルな思いの丈を吐き出し合う場があったんです。その時に、今の現状をちゃんと受け入れながら、カウンター精神じゃないですけど、クソって思いながらも、やっぱりやっていかなきゃいけないよねって、みんな一致してすごく思えて。バンドって大変だなって思う中でも、みんなでゴールを決めて、やっぱりもっと頑張りたいよねっていう気持ちを、みんなで共有し合えた時間だったんですよ。この「30」という曲は、そういうリアルをありのまま書いた歌で、このアルバムの総括と言ってもいいんじゃないかっていうぐらいのメッセージを込めて書いた曲になってます。

――ゴールという言葉が出ましたが、今後の活動についてどのような話し合いをしたのでしょうか?

キイチ:いろいろ好きなことを言ったんですけど。最近、若いバンドが(日本)武道館でライブをすることが増えたじゃないですか。でも、俺らはメジャーに出た時が30歳ちょいぐらいだったんで、個人的には40歳で武道館やったらかっこいいかもな、とか。ホールツアーもいいけど、ホールって酒飲めないっすよね、とか。とりあえず今僕らが思いついたことを全部言って。ざっくりですけど、そういうことを今なら言えるんじゃないかって思えたタイミングでもあったというか。チームみんなでそこに行けたらなって思っています。

キイチ

――スズキさん、最後にこのインタビューの締めの言葉をもらえたら嬉しいのですが。

スズキ:今ので締まりました。同じこと思ってたんで。

キイチ:(このインタビュー記事に)3行ぐらいしか出てこない。

全員:(笑)。

スズキ:これから始まるライブツアーで、このアルバムは完成すると思うので、アルバム買って、ライブに来ていただけたら。ライブしてるんで、僕らは、日々日々。

キイチ:ツアーの間には(スズキの)結婚パーティもありますから。

スズキ:ファイナルの1週間前に。それがセミファイナルだと思ってるんで。

全員:(笑)。

YONA YONA WEEKENDERS『LIVE』

◾️リリース情報
YONA YONA WEEKENDERS
2nd Full Album『LIVE』
2024年7月24日(水)リリース
完全生産限定盤CD(2枚組):¥4,500(税込)
[Disc 1]
1. シナプス
2. Long Ride
3. 春よ来い
4. 行けたら、行くわ
5. 新規録音#4(2024.4.22)
6. Work Hard Play Hard
7. メシ食って寝るだけ
8. 寿司と酒
9. あんしん
10. Orange Moon feat. 大塚 愛
11. Happy Sad
12. アーバンなLife
13. 30
[Disc 2] 
『YONA YONA WEEKENDERS ONEMAN LIVE 2024 at Spotify O-EAST (04.07)』
1. いい夢
2. Lonely Times
3. 明るい未来
4. MC01
5. SUI SUI
6. Ice Cream Lovers
7. MC02
8. 寿司と酒
9. Good bye
10. R.M.T.T
11. MC03
12. 春よ来い
13. Open your eyes

◾️ツアー情報
『YONA YONA WEEKENDERS 2nd Full Album "LIVE" Release Tour』
2024/8/11 (Sun) 広島 SECOND CRUTCH [Open 17:30 / Start 18:00]
2024/8/23 (Fri) 宮城 仙台darwin [Open 18:30 / Start 19:00]
2024/8/25 (Sun) 埼玉 HEAVEN'S ROCKさいたま新都心 VJ-3 [Open 17:30 / Start 18:00] *SOLD OUT
2024/9/8 (Sun) 福岡 BEAT STATION [Open 17:00 / Start 18:00]
2024/9/14 (Sat) 愛知 Electric Lady Land [Open 17:00 / Start 18:00]
2024/9/15 (Sun) 大阪 味園ユニバース [Open 17:00 / Start 18:00]
2024/10/2 (Wed) 北海道 PENNY LANE24 [Open 18:00 / Start 19:00]
2024/10/11(Fri) 東京 Zepp Shinjuku [Open 17:30 / Start 18: 30]
<チケット>
スタンディング ¥4,700(税込、ドリンク代別途)
一般販売受付中:https://eplus.jp/yonayonaweekenders/

◾️台湾公演情報
2024/10/19 (Sat) OPEN 18:00/START 19:00
会場:The Wall Live House
チケット発売中:前売り券(2種類あり)NT$1,650、当日券 NT$1,850
プレイガイド:KKTIX、FamiPort
主催:Guts Promotion
※ドリンク付き前売り券100名様限定

YONA YONA WEEKENDERS 公式サイト

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