日向坂46 松田好花、“放送作家”向きの素質 『ANN』や『ひなあい』で発揮される柔軟な発想力

 日向坂46 松田好花が放送作家として企画から番組作りに挑戦するプロジェクト『放送作家 松田好花』(テレビ東京系)が8月10日に放送されることが決定した。これまで松田は『ひなこい presents 日向坂46松田好花の日向坂高校放送部』、『日向坂46・松田好花のオールナイトニッポン0(ZERO)』、『日向坂46・松田好花のオールナイトニッポンX(クロス)』(すべてニッポン放送)でパーソナリティを担当。冠番組『日向坂で会いましょう』(テレビ東京系/以下、『ひなあい』)で放送作家気質がイジられてきたが、その才能がいよいよ花開くことになる。

 『ひなあい』でMCを務めるオードリーのファンであることを公言し、ラジオ番組『オードリーのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)のヘビーリスナー(=リトルトゥース)でもある松田。その影響もあってか、自身の冠ラジオ番組や『ひなあい』ではどうしたら番組が盛り上がるのかという視点で物事を考えて、その都度的確なコメントを残している。加藤史帆、佐々木久美、富田鈴花といった前のめりなメンバーも多い日向坂46において、松田は常に冷静でいて、時には他のメンバーを凌ぐ熱量を見せる、その押し引きの上手さは目を見張るものがある。

 そんな松田への放送作家的なイジりは度々行われている。『ひなあい』2019年12月22日の放送回「時期も時期だし日向坂名言大賞を決めましょう!」では、濱岸ひよりの「命に感謝です くっさ」という名言に対してコメントを求められた松田が「フリとオチが効いている」と冷静に分析すると、MCのオードリーの若林正恭からは「おい! ハガキ職人!」とツッコミを入れられ、スタジオを沸かせていた。「溢れ出すサトミツ(『オードリーのオールナイトニッポン』の放送作家)臭」というテロップも合わさり、松田の放送作家気質が浸透していくようになった。

 だが、松田自身は自分のことを天才的なセンスは持ち合わせていないとしつつ、『B.L.T.』2020年9月号(東京ニュース通信社)では「放送作家目線というか、『こういうことを言ったら、こうなるかも』という発想を大事にしたい気持ちがある」と語っており、そんな松田の柔軟な発想力がラジオ番組をはじめ、バラティ番組や朝の情報番組などでも重宝される理由なのだろう。

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