日向坂46 松田好花、“放送作家”向きの素質 『ANN』や『ひなあい』で発揮される柔軟な発想力
松田が尊敬している人物として挙げているのがお笑いコンビ・どきどきキャンプとして活動する傍らで、放送作家として『オードリーのオールナイトニッポン』や『日向坂46・松田好花のオールナイトニッポン0(ZERO)』などの構成を手がけるサトミツこと佐藤満春だ。2人はお互いに「師匠」「弟子」と呼び合う仲であり、佐藤にとっては松田が一番弟子でもあるようだ。
そんな2人をつなぐエピソードとして、松田が病気の治療のために休養していた時に、佐藤が松田に『オードリーのオールナイトニッポン』のTシャツと手紙を贈り、松田もそのお礼として衣類を贈ったというのは有名だ。お互いにリスペクトし合っている2人。佐藤は『BRODY』2023年8月号(白夜書房)の中で、「松田さんはお父さんのことをよく話すんですけど、ちゃんと面白くて。アイドルが話す父親のエピソードってけっこう難易度が高いと思うのですが、松田さんは主観と客観を行き来することでうまくバランスをとりながらお話されていて」「熱量がありながら冷静なところが最高だなと思います」と評していた。松田も一番弟子としてブログやラジオ番組などで、佐藤への信頼を明かしており、二人三脚でラジオを作り上げてきたことがわかる。
2024年4月からは『日向坂46・松田好花のオールナイトニッポンX(クロス)」の放送も始まり、『THE TIME,』(TBS系)に火曜日レギュラーとして出演するなど、得意のトークを武器に活躍している松田。新たに始まる『放送作家 松田好花』は番組作りのプロである放送作家に挑戦し、企画から番組を作り上げるプロジェクトだ。まさに放送作家的な視点を持った松田にぴったりの番組である。番組の概要には「企画立案から企画書・台本作成、収録まで行い、完成した番組が放送される」とあり、松田の想像力や発想力が活かされる番組となりそうだ。
松田は「『放送作家松田好花』と名乗るにはまだまだ恐れ多すぎるのですが、私自身もたくさん学び、制作チームの皆さんと共に楽しく心躍るものを作っていけたらと思っています!!」(※1)とコメントを残している。番組公式X(旧Twitter)には「放送作家松田好花の日常」と題して直筆の放送作家ノートやロケの裏話など、様々なコンテンツが投稿されており、放送作家・松田の頭の中を覗いているような感覚になれる。
そもそも、放送作家としての松田がフォーカスされる番組が放送されるということ自体、彼女が高く評価されていることの表れだ。日向坂46には俳優業やモデル業、ゲーム分野などで活躍しているメンバーはたくさんいるが、放送作家としての顔を見せるのはおそらく松田が初めて。日向坂46のその先を考えるのは時期尚早ではあるが、松田は放送作家としても活躍できる可能性を十分に秘めている。
※1:https://www.tv-tokyo.co.jp/information/202407/4555.html
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