ラウール&佐久間大介「Bass Bon」、音楽業界からも絶賛の声 Snow Manの凸凹コンビが見せる抜群の相性

 4月10日、Snow ManのYouTubeチャンネルにて既発アルバム収録の7曲のユニット曲MVが公開された。その中でもっとも再生数を伸ばしているのがラウールと佐久間大介による「Bass Bon」(MVは3rdアルバム『i DO ME』初回盤B収録)だ。公開後、YouTubeの「人気急上昇中の音楽」で1位を獲得して以降、1週間経ってもなおランクインが続いている。

Snow Man「Bass Bon」Music Video - Raul / Daisuke Sakuma

 同曲と出会った著名人からの驚きの声もSNSで見られるようになってきた。音楽クリエイターのヒャダインこと前山田健一は自身のXアカウントに「これ全方位からして圧倒的ですね。脳みそ吹っ飛ぶか思った」と投稿。ピコ太郎「PPAP」の生みの親である古坂大魔王は「…マジか?!破壊からの創造の極地!ここ数年の日本の曲で1番愕然とした!?もう、これで良い!これが良い!すげー!」と熱量の高いコメントを投稿している。

 このように音楽業界人からも絶賛の声が聞こえてくる「Bass Bon」。本作は、数々のアニメソング・ゲームソングを手掛けることでも知られる中野領太が作詞・作曲・編曲、振付をMIKEY(東京ゲゲゲイ)、メイクを小田切ヒロが担当。佐久間とラウールいわく提案したアイデアがすべて通ってしまったという二人のこだわりが詰め込まれた尖りに尖ったダンスミュージック作品だ。過去に経験してきたダンスの中でもっとも難しかったというヴォーグダンスや奇抜なスタイリング、インダストリアルな音像や映像全体が纏う耽美的なムード、逆再生の技術を用いた映像演出が見る者を不思議な世界に誘う。歌詞のテーマが“侵食”であることを意識しながら観ると、より深く映像を楽しむことができるという(※1)。

Snow Man【Music Video鑑賞会】「i DO ME」ユニット曲公開!!

 メンバーによるアルバム特典鑑賞会動画で初お披露目された際、もっとも大きな驚きがあった本映像。他メンバーからも「MVというよりアート」という感想があがるなど、これまでのグループの作品にはなかった世界観がメンバー、ファンともに好評を博した。グループ初のドームツアー『Snow Man 1st DOME tour 2023 i DO ME』にて同曲が披露された際には、会場の空気を一変させる凄まじいオーラを放っていたのも忘れがたい。それまで大きな歓声に包まれていた会場全体が息を呑み、ステージに立つ2人の一挙手一投足を見逃すまいと視線を向けていたのはアイドルのコンサートにおいては異様な光景であり、この楽曲の特別さを物語っていた。

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