WEST. 桐山照史&中間淳太のトークがすでに恋しい ラジオ最終回でも楽しめた絶妙なコンビネーション
WEST.の桐山照史と中間淳太がパーソナリティを務めるラジオ『WEST.桐山照史・中間淳太のREC!』(文化放送※以下、『REC!』)が、3月28日に最終回を迎えた。前身番組『ジャニーズWEST桐山照史・中間淳太のレコメン!』(以下、『レコメン!』)から数えると実に8年にも及ぶレギュラー番組だっただけに、SNSを中心に多くのファンから寂しさを訴える声が挙がっている。
3月28日(木)
文化放送
24時過ぎから
WEST.のREC最終回😭
ずうずうしく
オテンキのり出演してます。是非! pic.twitter.com/FMqUTu0tJQ— オテンキのり (@otenkinori) March 28, 2024
本番組がこれほど愛された理由のひとつに、桐山と中間ならではのコンビ感があったように思う。CDデビュー前からB.A.D.のユニット名で活動を共にしてきた2人。WEST.として活動しているときにはMC役としてメンバーのボケを拾ったり、ワチャワチャとしたトークを軌道修正したりと、どちらかといえばグループを引っ張っていく姿が印象的だが、このラジオの時間はより飾らない2人ならではの空気が流れているのを感じた。
最終回でもその雰囲気は健在で、桐山が「エイト(SUPER EIGHT)の横山(裕)くんとか、村上くん、丸山(隆平)くんから引き継がせてもらってね。それを後輩にバトンタッチできなかったのはちょっと悔しい。俺らの代で止めてしまったのは、もう申し訳ないけど……」と持ち前の責任感の強さをにじませる発言をしつつも、「まあ、新たな何かができたら……じゃ、乾杯!」と明るいムードに転換していくのもまた彼らしいところ。すると、中間も「そうだね」と途中まで相槌を打ちながら、一緒に「乾杯しますか」とノッてみせる。そんなマイペースな2人に思わず、出演していたオテンキ のりが「(まだ乾杯は)早い早い!」とツッコミを入れる流れが笑いを誘った。
とはいえ、このリラックスした空間こそが同番組の魅力だったこともあり、番組を振り返るトークを前に缶をプシュッと開ける音が聞こえてくる。そして「お疲れ様でした〜!」の掛け声で乾杯。そのまま「WESTの楽曲バーっと流しとこ。カラオケ大会する? 最後やし!」と宴会モードに入る桐山を見て、中間が「最後やからね」と流れを汲み取りながら、今度は「ブースの中も今までの思い出の写真がたくさん貼ってあります」と、さり気なく番組を成立させていく姿が見受けられた。相手のノリを受け止めながら阿吽の呼吸で役割分担をこなしていくところも、さすがのひとことだ。
番組では最終回らしく「2人にとって『レコメン!』『REC!』は何だったのか」という問いがリスナーから寄せられる。すると桐山の口からは「コンビニみたいなもんやったけどな、俺は。気さくに行ける場所」という言葉が聞けた。一方、中間も「俺は休み時間です。休み時間に話せる感覚で話せたかな。男子高のときを思い出した。こんな感じやったな、みたいな」と続けるのだった。WEST.で集まったときとも、ソロでの活動とも、またプライベートとも違った、ここだけの何かがあったのだと伝わってきた。それは、彼らだけではなく、リスナーたちにとっても同じだ。