TOMORROW X TOGETHER、5年間の感謝を“プレゼント” 日本初ファンライブで見たMOAとの絆

TXT、日本初ファンライブを観て

 続く応援対決では、MOAの近くに行くために、メンバーがそれぞれ会場の各階に散らばった。5FはBEOMGYUの「MOA MOA キュン」、4FはTAEHYUNの「これが4階だ!」、3FはYEONJUN「MOAいしてる〜」、アリーナはSOOBINとHUENINGKAIによる「いちごいちえ」チームに分かれての大声合戦はTAEHYUNチームの勝ちで終わり、クイズで1位だったSOOBINとTAEHYUNによる決勝対決に進んだ。

 最後の対決は心拍数対決。YEONJUN、BEOMGYU、HUENINGKAIの3人が、パネルの向こうで変声マイク超しに誰が誰なのかわからない状態で心拍計をつけたSOOBINとTAEHYUNを褒めたりけなしたりして心拍数の少ないほうが勝ち、というゲームだ。心拍数を上げさせるという目的よりも、ここでは匿名と変声にテンションの上がった仕掛け側のメンバーたちがパネルの影を利用して影絵をしたり、まったく関係のない話をしたりと大暴れ。対戦するはずのSOOBINとTAEHYUNは少々呆れ顔になりながらも、安定した心拍数を記録したSOOBINの優勝となった。

 優勝者は次のステージである「Chasing That Feeling」での衣装テーマを決める権利が得られるが、SOOBINの考えたテーマは「ある日面接を受けに就活生がやってきた」。全員スーツ姿かと思いきや、「インターンをイメージした」という黒スーツのHUENINGKAI以外は「NYの会社」というデニムにジャケットのTAEHYUN、「SPの面接」という映画『マトリックス』のような黒コートにサングラスを合わせたYEONJUN、レザージャケットで「バンド部の先輩」をイメージしたというBEOMGYU(バンドが“就職先”という考え?)と、バラエティに富んだ衣装が揃った。テーマを決めたSOOBINも、「動物園の飼育員をイメージしました」と、かわいい動物の着ぐるみ帽子姿でMOAを喜ばせていた。

TOMORROW X TOGETHER (P)&(C) BIGHIT MUSIC

 VCRを挟み、日本オリジナル曲の「紫陽花のような恋 (Hydrangea Love)」を切なくしっとりと歌い上げた。

 最後の挨拶ではそれぞれが5年間支えてくれた感謝の言葉を日本のMOAに送った。「この先5年、10年、50年とずっと一緒にいてほしいです。日本でのコンサートも期待してください」(TAEHYUN)、「MOAの皆さんの幸せそうな表情を見て、僕もとても幸せな一日になりました」(YEONJUN)、「これから先も僕はMOAだけのことを考えて歌い踊りたいと思います」(BEOMGYU)、「皆さんのエネルギーにはいつも驚かされます。MOAだけのための愛らしいHUENINGKAIになります。MOAしか勝たん!」(HUENINGKAI)、「(韓国語で)今日は月がきれいですね。実はこのセリフが言いたくて1カ月くらい前から練習していたんですが、さっきHUENINGKAIに言われちゃいました(笑)」「日本でオフラインでファンライブをするのは初めてでしたが、とてもいい気分が記憶に残ると思います。皆さんにもいい記憶として残るといいなと思います」(SOOBIN)――。

 ラストは幸せな雰囲気の「Happily Ever After」で終わるかと思いきや、さらにもう一曲「ジャンプ、上手ですか?」の確認のあとに日本オリジナル曲「Force」で高揚した雰囲気のなかファンライブの幕を閉じた。

 3月1、2日に行われたソウルでのファンライブ終わりに、6thミニアルバム『minisode 3: TOMORROW』を4月1日にリリースすることを知らせてくれたTOMORROW X TOGETHERだが、ファンとの絆とカムバックへの期待と共に、心温まる雰囲気に包まれた日本での初ファンライブだった。

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