BTS V、Stray Kids、TOMORROW X TOGETHER……『THE FIRST TAKE』で再発見されるK-POPアーティストの歌唱力

 BTSのVが、9月18日にYouTubeチャンネル『THE FIRST TAKE』に出演したことが話題になっている。

 Vは同月8日にリリースしたばかりの自身初のソロアルバム『Layover』から、タイトル曲「Slow Dancing」を披露。

V - Slow Dancing / THE FIRST TAKE

 動画のコメント欄には彼が同チャンネルに登場したことへの喜びと、そのリラックスムード漂う甘美な歌声に対する賞賛のコメントで溢れている。また、公開後1日で200万回の再生数を記録するなど早速大きな反響があり、世界的人気を誇るBTSのメンバーの影響力を見せた。

 今回は、そんなVにちなんで、これまで「THE FIRST TAKE」に出演してきたK-POPアーティストを振り返ってみたい。

Stray Kids - Lost Me / THE FIRST TAKE

 今年8月から初の日本4大ドームツアー『Stray Kids 5-STAR Dome Tour 2023』を開催中の8人組ボーイズグループ、Stray Kids。

 彼らは、「THE FIRST TAKE」にK-POPアーティスト最多となる5回出演し、挫折や試練をテーマにした「SLUMP -Japanese ver.- 」、切なさを感じるミディアムチューン「Mixtape : OH」、覚悟や決意を歌ったエネルギッシュな「Scars」、恋を事件に例えた刺激的なダンスナンバー「CASE 143 -Japanese ver.-」、しっとりしたバラード「 Lost Me」と、毎回テイストの異なる楽曲を披露してきた。

Stray Kids - SLUMP -Japanese ver.- / THE FIRST TAKE

 なかでも「SLUMP -Japanese ver.- 」で初登場した際は、「THE FIRST TAKE」において8人という大人数で同時に歌うことが珍しかったことにも注目が集まった。また、ステージ上で激しいパフォーマンスを繰り広げるイメージがあるStray Kidsが、スタンドマイク1本で歌声のみを聴かせる新鮮さや、歌唱力の高さが反響を呼び、9月22日現在までに再生回数は1630万回を記録している。

Stray Kids - CASE 143 -Japanese ver.- / THE FIRST TAKE

 今年2月に公開された「CASE 143 -Japanese ver.-」では、ダンサブルな原曲とは少し異なったアレンジバージョンを披露。彼らの力強いラップと滑らかな歌声がより一層引き立つものとなっている。コメント欄には歌唱力への賞賛はもちろんのこと、中性的で美しいビジュアルを持つFelix(フィリックス)が低音を轟かせているギャップや、HAN(ハン)とChangbin(チャンビン)の破裂音が効いたラップが見事だという声も多い。公開されてから現在まで半年ほどで、再生回数は1100万回を超えており、多くの注目を集めていることがわかる。

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