デビュー曲がストリーミング累計1億回再生突破 tuki. “顔出しなし”中学生アーティストの価値観

tuki. 中学生アーティストの価値観

(将来の目標は)普通に静かに暮らしていたい

ーー新曲「サクラキミワタシ」は『今日、好きになりました。卒業編』の挿入歌を担当しています。こちらはどんなプロセスで作り上げていきましたか?

tuki.:自分の卒業を控えた気持ちを素直にそのまま曲にしました。あ、でもこの曲の具体的エピソードは学校の友達にいじられるので、内緒でお願いします(笑)!

ーー質問したいと思ったことを先回りされてしまいました(笑)。では楽曲の展開や音作りにおいてこだわったポイントがあれば教えてください。

tuki.:音作りはアレンジャーさんが、ボーカルがなるべく活きるようなトラックアレンジをしてくれています。いつも素晴らしいアレンジをしてくれる方なので基本的にはお任せしていますが、私がなるべく弾ける範囲のイントロにしてほしいなと軽くお願いしています(笑)。

ーー「サクラキミワタシ」というタイトルの意味を教えてください。また、タイトルをつける時に意識していることはありますか?

tuki.:ごめんなさい、そのままです(笑)。なるべく被らない様に面白いワードで、ということを意識しています。

ーー『今日好き』で実際に流れているわけですが、リスナーからの反響に対してどんなことを思いましたか?

tuki.:卒業に対する共感も持ってくれてる人が多かったように思います。私の曲を聴いてくれて本当にありがたいなと。あと、感想やコメントをいただけることはとても嬉しいです!

ーーちなみに、中学生活を振り返ってみて、tuki.さんはクラスの中ではどんな学生でしたか?

tuki.:おちゃらけキャラ? ですかね(笑)。

ーー(笑)。感想を見るとtuki.さんの「声の良さ」に注目される方も多い印象があります。ご自身の声に対してはどんな印象を持っていますか?

tuki.:自分の声なので正直なにも感じていないというか。「私の声だな」以外に思うことはないんですけど、みなさんに褒めていただけるのは素直に嬉しいです! 

ーー素敵な声だと思います。「サクラキミワタシ」のほか、「晩餐歌」「一輪花」も、別れや喪失感が歌詞で描かれていると感じました。tuki.さんにとって“別れ”や“喪失”というモチーフに惹かれる理由があるのでしょうか? 

tuki.:たまたま別れの楽曲を連続でリリースしてしまっただけで、実は怒りがテーマだったりする曲などがまだまだ控えています。なので特別、別れというのにこだわっているわけではなくて、たまたま卒業シーズンだったりと連続で繋がってしまいました。卒業に関しては完全に体験談なので本当にたまたまですね。次にリリースする予定の曲のテーマは怒りと愛です(笑)。

ーー怒りと愛の曲、楽しみにしてます! 以前、優里さんとYouTubeで共演されていましたが、今後共作してみたいアーティストはいますか?

tuki.:OZworldさん、米津(玄師)さんと共作してみたいです!

ーーOZworldさんは意外な印象がありますが、彼を挙げた理由を教えてください。

tuki.:歌も素晴らしくて、RAPも上手くて、私のアニメーションなどのMVの世界観と混ざったら、なんかすごく面白いものができたりするんじゃないかなと。

ーーそういうコラボも楽しみですね。今後はどんな音楽をリスナーの方々に届けていきたいですか?

tuki.:私って楽曲ができたら、そのままなにも考えないでリリースしていて(笑)。なので、これからも行き当たりばったりのノープランですね(笑)。自分がその時にいいなと思ったものを作って、みなさんに届けていけたらいいなと思っています。

ーー歌手活動を今後続けていくとして、「数年後こうなっていたい」という理想の歌手像はありますか?

tuki.:やっぱり普通に静かに暮らしていたいです。理想の歌手像みたいなものも特になくて……そもそも誰かになりたいと思ったことがありませんでした。

ーーその考え方は素敵だと思います! 最後に音楽活動以外でも構わないですが、直近の目標と将来の目標を教えてください。

tuki.:まずは高校受験に受かることです……! あと将来の目標は、平和に静かに暮らすことです。ライブ活動は1回くらいはやってみたいなと思っています。いつか曲数が増えればですけど……。

■番組情報
ABEMA『今日、好きになりました。卒業編2024』
 番組URL:https://abema.tv/video/title/90-1884 
2月19日(月)夜10時から新シーズンがスタート

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「インタビュー」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる