深澤辰哉、渡辺翔太、向井康二……Snow Man、2024年1月期ドラマで大活躍 グループへの還元も
2024年開始早々、Snow Manがドラマ出演ラッシュを迎えている。月曜日は深澤辰哉出演の『春になったら』(カンテレ・フジテレビ系)と渡辺翔太主演の『先生さようなら』(日本テレビ系)、火曜日は向井康二出演の『リビングの松永さん』(カンテレ・フジテレビ系)、木曜日は宮舘涼太出演の『大奥』(フジテレビ系)、土曜日は岩本照主演の『恋する警護24時』(テレビ朝日系)と、5名が同クールのドラマに出演中だ。
まずは深澤。『春になったら』は、結婚する娘・瞳(奈緒)と余命宣告された父・雅彦(木梨憲武)の残された3カ月を描く笑って泣けるホームドラマ。深澤が演じるのは瞳の大学時代からの友人・岸。日頃から行動を共にする3人組のうちの一人であり、関係が壊れるのを恐れて自らの瞳への思いを打ち明けられずにきた人物だ。ふだんよりおさえめなテンションの語り口、特別な思いに気づかれない程度に瞳を気にかける様子など、自分の周囲にもいそうな自然かつリアルな存在感を放っている。アイドルという肩書きを忘れさせる“深澤辰哉”としての佇まいは新鮮でもあり、早くもこうした作品での深澤をもっと観てみたいと思わせる抜擢ではないだろうか。『今日からヒットマン』(テレビ朝日系)のようなコミカルな役も、こうした落ち着いた役も、両輪で深澤らしさとして定着していく予感がする。
『先生さようなら』で連続ドラマ単独初主演を飾る渡辺は、Sexy Zone 菊池風磨が主演を務めた『ウソ婚』(カンテレ・フジテレビ系)以来のドラマ出演だ。『ウソ婚』では菊池演じる匠に対する複雑な感情と向き合う進藤役で評価を上げた渡辺が、今回は担任教師に恋心を抱く学生時代と、自らも学生に恋心を抱かれる美術教師となった現代の姿という二役を演じている。30代に突入したとは思えない渡辺の高校生役の違和感のなさは、見た目はもちろん、その雰囲気が作り上げる部分も大きい。退屈な日常の中でさまざまな感情と出会っていく学生時代と、ふと孤独を感じさせるような陰りを持つ教師時代、そのコントラストを並行して演じているのは見事である。本作も今後の渡辺の演技の幅を大きく広げる挑戦の一作となりそうだ。
向井は2022年の『特捜9 season5』(テレビ朝日系)以来の連続ドラマ出演。『リビングの松永さん』は、人気漫画を原作に持つシェアハウスが舞台のラブストーリーだ。向井演じる鈴木健太郎は長髪でチャラめなバーテンダー。関西弁を封印しつつも、コミュ力高めなキャラクターは向井と近いところがある。先日中島健人と行ったインスタライブではアドリブを加えながら撮影に臨んでいるという話もあり、自らのキャラクターとの相性も良さそうだ。物語は序盤のため向井の登場はまだ控えめではあるが、今後の“けんちゃん”の活躍にも注目だ。