成田凌、『龍が如く8』で演じた謎多きキャラを匂わせ 長谷川博己はマッチョに思いを馳せる

成田凌『龍が如く8』出演を語る

 株式会社セガによるゲーム『龍が如く』シリーズの最新作『龍が如く8』完成披露会が、1月17日に横浜・大さん橋ホールにて開催された。完成披露会には「龍が如くスタジオ」代表として制作総指揮を務める横山昌義(セガ)をはじめ、同ゲームに出演する俳優の長谷川博己(海老名正孝役)、安田顕(難波悠役)、成田凌(三田村英二役)、『龍が如く』シリーズでそれぞれ主人公を演じる黒田崇矢(桐生一馬役)と中谷一博(春日一番役)が登壇し、作品出演についての感想や収録のエピソードを語った。

 アフレコ自体が初めてだったという長谷川博己は、ゲーム内の自身の姿を見て「嬉しかったですね。こんな風にかっこよく作っていただいて。あんなにマッチョにしてくれて。筋トレしたら、こういう風になるんだと分かったので良かったです。最高です!」とコメント。続けて演技については、「難しいは難しかったですね。やっぱり初めてだったんで、普段演技しているような感じでやると、ちょっと足りないんですよ。大きめにやって丁度いいぐらい。一度演技を乗せたものを見せてもらった時に、これじゃ弱いなと思ったので、その辺の調整が難しかった」と答えた。

 前作『龍が如く7』から引き続き難波悠役で出演している安田顕は、世界中の難波ファンの反響が届いているかという質問に対して「届いてます。レッドカーペットを歩かせていただいた時の反応が答えだなと思いました。たぶん、安田を求めていない。難波なんですよ。一人歩きしてるんです。ダニエル・ラドクリフって名前を知らなくてもハリー・ポッターは知ってるじゃないですか。『OH! NANBA!』と、はっきりと分かりました」と笑いを誘った。さらに「レッドカーペットを歩くことも、自分の中の夢だった。作品がある上で歩くものなんですけど、最悪還暦を迎えた時に2mくらいの赤い絨毯を買って自分で歩こうと思ってた。早めに叶って良かったなと」と冗談混じりに語った。

 もともと『龍が如く』をプレイしていたという成田凌は「最初(の作品)は2005年なんですよ。その時は兄がやっているのを横で見ている感じでした。それから自分もやるようになって、感動しましたね。オファーが来た時に不思議でしょうがなかった。オファーも食い気味で承諾しました」と語り、役柄はどんなものを想定していたかという質問に「屈強の男たちが出てくるイメージだったので、本当になぜ? って感じだったんですけど、キャラクターイメージの紙をもらった時に、なるほどなと。言えることは一つもないんですけど」と秘密に包まれたキャラクターについて匂わせた。

 今シリーズは、舞台がハワイということもあり、成田演じる三田村も英語のセリフが用意されている。成田は「英語の先生がいらしてくれて練習した。僕はハワイに行ったことがないので、自分が映像で行っているのを見るという新しい体験をすることになりました。まだ見ていない部分もありますし、みなさんと同じくらい作品のファンだと思うので、プレイするのが楽しみでしょうがないです」と語った。

 最後に安田は「『龍が如く』ファンは、首を長く心待ちにしていた最新シリーズでございますので、色々な国の方の声であったり、たくさんの国の字幕であったり、本当に世界中の方たちがこのゲームを楽しみにしていることを、改めて実感しております。ぜひお手にとっていただいて、存分に楽しんでください」と語り、長谷川は「こうやって『龍が如く』に出させてもらって、自分の姿を見て、ご褒美のような気持ち。すごく幸せでした。また僕も続けて出られたら嬉しいなと思います」と挨拶し、イベントは終了した。

 イベント後には囲み会見が行われ、今回の収録で気をつけた点を問われた安田は「私は2度目で、1日で録り切れる分量ではないことは分かっていた。自分から3日か4日待ってくださいと最初に言いました」と答え、すると長谷川は「僕も1日で録る量じゃなかったんですけど、なんとか1日で録らせてくださいってお願いしちゃった」と語った。

 前作に続いての出演となった安田は「ドラマのシリーズのような感覚ですね。より自分のキャラクターにまた会えた喜びと、相手方にもまた久しぶりに会える、その世界の中で。より親近感が湧いていく。自分がどんな声をしていたかというよりは、春日一番に会えたことの喜びだったり、親近感や愛情というのがより自然と出てくる感覚でしたね」と述べる。

 それぞれが演じるキャラクターの魅力について、成田は「本当に言えないんだよな。いやー、愛せなかったな」と言うと、安田は「愛せなかったそうです。あとはプレイしていただいて、なぜ成田凌は自分自身のキャラクターを愛せなかったのか? これを楽しみにしていただきたい」とフォロー。さらに成田は「大好きなゲームに出た喜びを含め、愛せなかった」と改めて強調し、キャラクターのヒントを伝えた。一方、長谷川は「海老名という役はちょっと謎めいている。そこ知れない怖さというものを感じる役回だった」と紹介した。安田は「難波に限っては、より使い勝手が良くなった。より便利です」と、三者三様のキャラクターの魅力について語った。

 『龍が如く8』は2024年1月26日に発売となる。

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