「うまぴょい伝説」だけじゃない 『ウマ娘 プリティーダービー』ポジティブで疾走感のある楽曲
アプリゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』(以下、『ウマ娘』)から、ゲーム内楽曲を収録したミニアルバムの第8弾『ウマ娘 プリティーダービー WINNING LIVE 08』が9月28日にリリースされた。
『ウマ娘』は実在の競走馬を美少女キャラクターに擬人化した育成シミュレーションゲームで、ゲームリリースに先駆けてアニメ化や声優によるライブなど多くのメディアミックスを行ってきた作品だ。2021年に満を持してアプリゲームがリリースされると、人気は不動のものとなった。
美麗なイラスト、キャラクターの多彩さ、ゲーム性の高い育成システムに加え、レースの後に行われる“ウイニングライブ”も魅力の一つ。美しい3DCGのウマ娘たちがライブパフォーマンスを行うもので、レースに勝利したキャラがセンターを務めるというシステムとなっている。ゲーム内ではドラマチックな光の陰影やカメラワークなど、こだわりの演出が施されたライブ映像も人気の理由の一つ。『ウマ娘』において、音楽はコンテンツを支える重要な要素だと言えるだろう。
『ウマ娘』を代表する音楽としては、大ヒットした「うまぴょい伝説」が広く知られるところ。コンテンツの顔とも呼べる楽曲で、いわゆる“電波ソング”としても有名だが、様々な音色やフレーズ・セリフが次々に展開される中にも、『ウマ娘』の根幹に流れる熱さを感じさせる名曲だ。クセになるセリフのテンポやメロディが時代とマッチし、TikTokなどでもブレイクを果たした。
TVアニメ第2期のオープニングテーマとなった「ユメヲカケル!」も高い人気を誇る一曲だ。アニメのオープニングらしく始まりを予感させる明るいメロディと疾走感、ストーリーに則した歌詞。アニソンとしての魅力が詰まっている。
トウカイテイオー(CV:Machico)による「winning the soul」も、『ウマ娘』の音楽を語る上で外せない。キュートな声の中に強い気持ちが込められたボーカルと、ハードなロックサウンドが見事に調和している。過酷なレースの裏にある、挫折や苦悩を乗り越えようとする前向きな覚悟が読み取れる楽曲である。