Number_iの無邪気な絆、IMP.初の海外遠征……TOBEのハワイ旅行密着映像から紐解く“素の友情”

　クリスマスイブにあたたかい気持ちになった。12月24日に初回放送された、『TOBEの夏休み。〜ハワイ独占密着！新たな決意〜』（ABEMA／以下、『TOBEの夏休み。』）を観てのことだ。

　『TOBEの夏休み。』は、TOBEに所属する三宅健、北山宏光、Number_i、IMP.のハワイ旅行に密着したものである。もともと放送予定ではなかったといい、本編で神宮寺勇太も「今回はカメラ回していただいているんですけど、ほぼプライベートです」と発言していたが、メンバーの素に近い姿が垣間見える内容になっていた。

　初回で放送されたのは、旅行1～2日目の模様だ。ハワイに到着した一行は、ビーチを訪れた後に全員での食事会を決行する。とはいえ、TOBEへの所属から当時は日も浅く、まだそこまで関係性の深くない12人。先輩／後輩が入り混じる環境で、自然と気心の知れたメンバー同士で固まってしまう様子が、一般的な会社や学校の部活などの光景と変わらなくて微笑ましい。

　そんななか、IMP.の佐藤新が平野紫耀と話したいのではと察し、基俊介が席替えを提案する。憧れの存在である平野の隣に座ることが叶うものの、なかなか会話を続けられず、もどかしそうな表情を浮かべる佐藤には、思わず「頑張れ」と声をかけたくなってしまった。

　2日目は、3つのチームに分かれての行動。三宅＆北山のお兄さんチームは、ローカルフード店でドリンクを味わったり、ギャラリーでステンシルアート体験をしたりと、本人たち曰く“大人っぽいハワイ”を楽しむ様子が見られた。前日の食事会で「（今まで）ほぼ絡みがなかった」と発言していたふたり。唐突にカップルごっこを始めたり、三宅とおそろい風の服に着替えたりと、持ち前の人懐っこさを発揮して距離を縮めようとする北山。そして、それを優しく受け入れる三宅の懐の深さが感じられた。年上組として共にTOBEを引っ張る者同士、親交を深めた時間だったのではないだろうか。