ME:I、『日プ女子』からデビュー JO1とINIの活躍から考えるグループの未来
そしてINIも、『PRODUCE 101 JAPAN』SEASON2で選出された11名により2021年に結成されて以来、圧倒的な勢いで活躍の場を広げている。
彼らは2021年11月3日にデビューシングル『A』をリリースすると、オリコン週間シングルランキングで初登場1位を獲得。さらに同シングルの初週売上が50.8万枚に達し、オリコンの保有するデビューシングルの初週売上記録では、当時歴代5位という快挙を成し遂げた。
同年12月には、デビューからわずか1カ月ほどで『2021 Mnet ASIAN MUSIC AWARDS』の「Favorite Asian Artist」を受賞。2022年12月には初のアリーナツアー『2022 INI 1ST ARENA LIVE TOUR [BREAK THE CODE]』を東京と愛知、大阪、福岡の4都市で開催し、成功を収めた。
2023年10月には韓国の人気番組『SBS人気歌謡』に初出演。MVの再生回数が1000万回を突破した5thシングル『TAG ME』のタイトル曲「HANA_花」を韓国語Ver.で披露し、現地のファンを魅了した。INIの活動は、2024年もさらに広がっていくものと期待されている。
このように、海を越えて多彩な活動と活躍を見せているJO1とINIの今日までの歩みを振り返るにつけ、ME:Iもこれから、日本での活動を軸としながら、いずれは世界も見据えた活動を繰り広げていくことに期待ができそうである。もしかしたら2024年の今頃には、JO1やINIのように、『MAMA』などの音楽授賞式で新人賞を受賞するME:Iの11名の姿を見ることができるかもしれない。
ただ、彼女たちがこれから歩む道のりは、決して楽なものではないことは確かだ。今、日韓ガールズグループシーンでは、NiziUやXG、LE SSERAFIMやNewJeansなど高い人気を誇る若手グループが群雄割拠の状態だ。
そうした市場の中で戦っていく際に武器となるのは、やはりME:Iの11名が持つ個性やキャリア、伸びしろだろう。ME:Iにはすでにグループでの活動経験があるなど、人前に立つ経験が豊富なメンバーも所属しているのが一つの特徴だ。そうしたメンバーは外部イベントやメディアに出演する際、どのように立ち回るべきかなどもよく把握していると思われ、非常に心強い存在となることが予想される。
オーディションを通じて驚くほどの成長を見せたパフォーマンス、そして彼女たちのチームワークは、これからデビューに向けた練習期間を経て、大いに“化ける”可能性が高い。経歴も個性もさまざまな11名のメンバーが化学変化を起こせば、JO1やINIのように、独自の立ち位置を確立しながら世界に羽ばたくガールズグループとなれるのではないだろうか。
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