8LOOM、東京ガーデンシアターで迎えた“花丸”のツアーファイナル 『君の花になる』名シーン再現など楽しみ満載の1日に
現在放送中の火曜ドラマ『君の花になる』(TBS系)から誕生した期間限定ボーイズグループ 8LOOMが12月4日、東京ガーデンシアターでライブツアー最終公演となる『君の花になる “Let's 8LOOM” TOUR ~THE FINAL~』を行った。東京・大阪・福岡の3都市でライブツアーを行ってきた彼ら。今回の公演は8LOOMとの再会を待ち望むファンの声が多く寄せられたことで、追加公演が実現したという。本稿ではそんな8LOOMのライブツアー最終公演の様子をレポートする。
会場が暗転すると、2ndシングル曲「君の花になる」のMVの中でも着用していた白いシャツとデニムの衣装に身を包んだメンバーが登場。会場からは大きな拍手と声援が沸き起こった。1曲目に披露したのは、12月6日のドラマ放送後に配信される5thシングル曲「Forever or Never」。未来感のあるEDMに合わせて、ビートを刻むダンスが花火の演出とマッチし、これから始まるライブ本編への熱量を高めていく。
2曲目は2ndシングル曲「君の花になる」を披露。幻想的なステージでファンを魅せるとMCパートへと移った。「やって参りました、東京ガーデンシアター最終日!」とメンバーたちが会場全体を埋め尽くすファンに会えた喜びを表現すると、1人ひとりの自己紹介を行う。佐神弾を演じる高橋文哉が「僕たちは1年前にオーディションで結成されまして。長いことやって参りまして、もう最終日です」と語る。さらに最終日を迎えた心境について、成瀬大二郎を演じる宮世琉弥に尋ねると、宮世は「オーディションが始まった頃はすごく長いんだろうなと思ってたんですよね。あっという間すぎて、本当にもう危ないです」と、すでに感極まっている心の内を語った。
続いて、8LOOMのデビューシングル曲「Come Again」をパフォーマンス。ファンとともに歌詞の世界観を表現したサビのダンスを踊り、会場の一体感をぐっと高めていった。
ここで、ドラマではそれぞれ役を演じている8LOOMメンバーならではの『シャッフル寸劇コーナー』で、過去に放送されたシーンの再現を行うことになった。再現するシーンは、「Melody」をリリースし、ランキング1位を目指すも87位になってしまったことが発覚した際の仲町あす花とのエピソード。役決めのくじ引きを行った後、それぞれがいつもとは異なる役を演じることに決定した。寸劇ではあす花を演じた宮世琉弥を筆頭に、本来のドラマとは異なる流れを作り上げると、会場からは大きな笑いが起き、この場限りのオリジナリティあふれる1シーンが完成。その後、メンバーを半分ずつ入れ替えながら、寸劇をさらに2回披露し、ライブパートへと移った。
衣装を着替えたメンバーは、ドラマの5話で初披露された「Melody」をパフォーマンス。カラフルに変化する照明の中で、リラックス感あるメロディラインを軽やかに歌い、サビではハンドクラップが印象的なダンスを爽やかに披露した。パフォーマンス後、小野寺宝を演じる山下幸輝が本楽曲についてトーク。Aメロなどのダンスを30分で振り付けしたといい、桧山竜星を演じた森愁斗は「思い出がよみがえってきた」とコメントした。そして、今回のライブでは「Melody」のMV撮影の裏側を収めた未公開映像を鑑賞。映像終了後、高橋文哉が本MVの撮影について「すごい楽しかったよね」と振り返った。
そして、いよいよライブ本編もラストへ。MV内の衣装に着替えたメンバーが、11月23日にリリースした4thシングル曲「HIKARI」を披露した。スタンドマイクで想いを込めながら歌い、温かくてまっすぐ響く歌声で会場を包み込み、本編を終えた。