PSYCHIC FEVER、表現したいものを対話の中で作る姿勢 アジア各国を回りながら見つけたもの
7人だからこそできる迫力がありながらキャッチーな振り付け
——メンバーの皆さんの個性や特徴が歌詞に随分と反映されているんですね。そして今回のダンスには、KAITAさんとKAZtheFIREさんがコレオグラファーとして参加されています。
半田:そうなんですよ。2人とも、僕がPSYCHIC FEVER所属前からダンスをやっていたときに所属していたチームのメンバーで。プレデビューシングル第2弾の「Best For You」とデビュー曲「Choose One」で、彼らに振付を担当してもらったことがあります。
——そんな2人が再びPSYCHIC FEVERの振り付けを担当することになったのはどうしてですか?
半田:実はKAITAくんもKAZくんも、僕らとは別にWAVYさんとお仕事をしていて。バックダンサーを務めたり、WAVYさんの楽曲の振り付けを担当したりしていたんですけど、そこからご縁が繋がって、今回また2人に振付を作ってもらうことになりました。
——KAITAさんとKAZtheFIREさんの振り付けの特徴はどんなところにあるのでしょう?
半田:やっぱり一度見たら忘れられないキャッチーな振り付けが上手いですよね。特にサビの部分は歌詞もキャッチーですが、ダンスもすごく魅力がある。コレオグラフィビデオを公開した後にSNSでの反響を見たのですが、「サビの振りが忘れられない」というコメントがたくさんありました。
目を引くキャッチーな振りを入れることは、僕らがダンスを作る上での課題でもあったので、今回の「Temperature」では、僕たちらしいけれど、キャッチーで真似したくなる振り付けを引き出してもらえてすごく嬉しかったです。このグループは身長が高いメンバーもいるので、PSYCHIC FEVERの7人が踊るからこそ出せるダイナミックさやパッション、グルーヴがあるんじゃないかなと思います。そこがダンスの見どころですね。
——半田さんが以前一緒に活動していたメンバーだからこそ、ダンスを作る上でも共通の土台があって、表現したいものをより完成度高く仕上げることができそうですね。
半田:そうですね。KAITAくん、KAZくんとは近い距離で話ができるので、今回は僕たちからも直接いろいろな意見を伝えて、深くコミュニケーションをとることができました。
WEESA「世界の全部の国に行ってみたい」
——「Temperature」のパフォーマンスは、10月にタイで開催されたフェス『OCTOPOP 2023』で初披露したと伺いました。
中西:そうなんですよ。タイで初披露するとなると、僕らも不安や緊張があったんですけど、現地の方にも「Temperature」のパフォーマンスをかなり楽しんでもらえたことが印象的でした。現地のファンの方も、日本語の歌詞を覚えて一緒に歌ってくださる方が結構いらっしゃって。
——それはすごいですね。皆さんのSNSやYouTubeでも、タイ語や英語、中国語など様々な言語でファンからのコメントが書かれていて、アジアを中心にファン層を広げていらっしゃるんだなと感じます。
WEESA:いろいろな国にファンの方がいらっしゃるって、本当にめちゃくちゃ嬉しいことですよね。僕たちはデビューがコロナ禍と重なって日本から出ることができない時期もあったので。やっぱりタイに行って活動ができると聞いたときはすごく嬉しかったですし、いろいろな国に行って現地のファンが増えていくことは、もっと頑張ろうという気持ちに繋がります。これからもいろんな国に行きたいなと心から思います。
—―ちなみに、今後どこに行ってみたいですか?
WEESA:アメリカやフランスにはもちろん行ってみたいんですけど、まだアジアの国を全部は回りきれていないので、ベトナムやフィリピンにも行ってみたいです。カンボジアもすごく気になっていますね。でも、やっぱり世界の全部の国に行ってみたいです(笑)。
——なるほど(笑)。皆さんはステージの演出なども、自分たちで考えて構成される部分があると思うのですが、世界でパフォーマンスするときと日本でパフォーマンスするとき、やはり構成や意識するポイントは変わるのですか?
中西:結構変えてますね。実は日本国内でも、訪れる地域によってパフォーマンスの構成を全部変えていて。例えば、関西はめちゃくちゃ盛り上がる楽曲よりも、意外と「Best For You」とか「Hotline」とか、しっとりした楽曲が刺さるので、そういう曲を多くしてみたり。逆に東京や初めて行く土地では、盛り上がる曲を前面に持ってこようとか。そういう工夫をしています。それは世界でも同じで、僕たちのことを知っている方が多い国では、僕たちが一番推している曲をメインに持ってきますし。本当に国や地域によってセットリストが違うので、そういう部分にも着目していただけると、僕たちの魅力をさらに感じていただけるのかなと思います。
——ステージを作る際は、やはりメンバー間での話し合いも活発に行うのですか?
剣:そうですね。メンバー会議もしますし、行く地域や国をリサーチして、どういう曲がチャートに入ってトレンドになっているのかということも把握するようにしています。そして、現地の文化もすごく大切にしていて。トレンドを追うのも大事なんですけど、ライブはやっぱり“人対人”なので、相手に寄り添うことを大切にしたいなと思っています。
僕たちの曲は生き物なので、自分たちで曲の可能性を狭めるようなことはしたくない。ライブをする場所で、どうやって現地の方の心のドアを開けて、その中に入って心を動かして、どうやってドアを閉めて出ていこうかと、ストーリーを考えながらライブを作っているので、毎回すごく難しいです。何度やっても常に勉強になっていますね。
——ライブに向けた会議の中では、メンバー間で意見がぶつかることも?
剣:意見がぶつかるというか、いろんな意見が出てくるようになりました。ありがたいことにアジアを中心に各国を回らせていただいたり、タイでも数多くのイベントに出させていただいたりして、メンバー一人ひとりの想いも変わっていくので、本当に「こっちがいい」「あれがいい」と各メンバーのやりたいことがすごく増えてきましたね。それを椋雅がまとめてくれたりとか。ボーカルが率先して音楽的な意見を言ってくれて、僕は僕で、楽曲じゃないところで直感的な意見を言ったりして。どんな意見でもメンバーが聞いてくれるので、そこにスタッフさんたちが入って、考えてきたことを具現化するのがすごく楽しいなと思いますね。
——世界での活動も含めて、今後の目標を教えてください。
JIMMY:今年は『P.C.F』という日本で初めての単独ツアーを行ったんですけど、やっぱり自分たちはグローバルアーティストを目指しているチームなので、来年以降はアジアや世界に向けてライブツアーを広げていけたら良いなと思います。あとは、自分たちの一番大きな目標として「Billboard Global 200」の1位を獲るというのがあるので、そこに向けて海外で流行っているサウンドを取り入れたりしながら、一つひとつステップを上がっていきたいと思います。
半田:2024年1月にはJP THE WAVYさんプロデュースのEPも発売が決定していて、僕たちやWAVYさんの想い、そして応援してくださる方の想いも入った作品になると思うので、心から楽しみにしていただければと思います!
■リリース情報
PSYCHIC FEVER『Temperature (Prod. JP THE WAVY)』
10月23日(月)リリース
ストリーミング&ダウンロード:https://orcd.co/psychicfever_temperature
Choreography Video:https://youtu.be/80KQMCwLzVs
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