草彅剛、“到達”の一年を振り返る 6年ぶり主演ドラマや朝ドラ『ブギウギ』、そして舞台まで
今から草彅のような表現者をイチから作ることなど、もう決してできないだろう。長年蓄積されてきた私たちのなかにある「草彅剛」というキャラクターをそれっぽく作ることなど到底無理な話だ。さらに、そのベースの上に彼が積み上げてきた数々のチャレンジを誰かがなぞることなどもってのほか。まさに唯一無二の“スーパーヴィンテージアイドル”と呼びたくなる存在なのだ。
2023年の締めくくりには、ドラマ『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』(NHK総合)で、重厚な演技を披露してくれた草彅。その起用理由も、かつて韓国語をマスターしたという努力家な一面があってこそだった。制作統括を務めるNHKエンタープライズの坂部康二のインタビューによると「音声で話す日本語以外のセリフの表現がきっと豊かなものになるのでは」と期待されていたという(※2)。
そして、年末から年始にかけて舞台『シラの恋文』も上演。こちらも草彅にとって13年ぶりとなるシス・カンパニー公演だ。これまで実直に続けてきたことが繋がってきた2023年。その実を結んだ先に、またさらなる次の世界が来年以降は広がっていくのではないだろうか。何十年とかけて磨き上げられてきた草彅剛という表現者だからこそできるエンターテインメント。それをリアルタイムで見届けられる贅沢さを噛みしめる一年となることを期待している。
※1:https://www.news-postseven.com/archives/20231205_1924877.html
※2:https://www.cinra.net/article/202312-deafvoice_iktay
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