コーディ・ジョンの人気は沸騰寸前 等身大の魅力で多くのファンを虜にした初来日公演

コーディ・ジョン、初来日レポ

 ラテン風味なギターが印象的な新曲「Sabrina」を歌った後、日本のSIRUPとコラボした「2MANYTIMES」を披露。現行ソウルの洗練されたフィーリングが詰め込まれたこの曲で、コーディ特有の甘いボーカルが響き渡った。コーディはどんな歌も歌いこなせる柔軟性がある。コーディの音楽は素朴なものもあれば、ポップスとしての強度を持った作品まで様々だが、その幅広さを支えているのが、時に強く、時に柔らかくも聴かせられる自在なボーカル表現だろう。さらに「dirty dancing」では、レイドバックしたリズムに合わせてダンスを披露。その華麗な動きに歓声が起きる瞬間もあった。

 終盤は「Curtain Call」「poison」「Becky's Plan」を立て続けに繰り出した。コーディは、歌いながらステージを何度も降りて観客とコミュニケーションを取ったり、ファンからのプレゼントも快く受け取ったり、英語の中にもたまに日本語を織り交ぜるなどしてファンサービスを欠かさない。そしてその一挙手一投足に歓声が巻き起こる。

 最後は「See you next time! Thank you!」と言って会場から去っていったが、それでも観客からは「Cody Jon!」のコールが鳴り止まなかった。コーディの人気はいま、まさに沸騰寸前だ。

■リリース情報
「2MANYTIMES」配信中
 https://codyjon.ffm.to/2manytimes

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