Snow ManとGENERATIONSの相性の良さも話題に 『それスノ』ダンス完コピ企画の驚きや発見

 もう一つは、グループの曲以外のダンスを踊ることでそれぞれの得意分野や特徴が見えやすくなっていたこと。お手本のようなしっかりとした振りで魅せた岩本や宮舘涼太、エンタメ要素やアドリブを盛り込んだ佐久間大介や向井、女性アイドル曲の可愛らしい振り付けを踊りこなす阿部亮平や渡辺翔太、ライブさながらのスイッチの切り替えで全力で踊る目黒蓮など。グループ内でもダンスに定評のあるラウールがチャレンジに失敗してしまうという意外な結果からは、規格外の表現力こそがラウールの魅力であるという本質に改めてふれるかたちにもなった(その後の目黒の真剣なチャレンジが、ラウールの仇をとるためだったというのも多くのファンを喜ばせた)。

 修二と彰の「青春アミーゴ」のペアダンスを幼馴染の渡辺と宮舘が担当するなど、3チームそれぞれの選曲とチャレンジャーの組み合わせもユニークで、あっという間の2時間に。対決に参加せず、スムーズな進行をアシストした深澤もさすがであった。人気曲の一つひとつにポイントやこだわりがあり、一見簡単そうに見えてもリズム取りが難しい振りなど、TAKAHIROの解説があることでより深くダンスにふれることができた今回の放送。難易度の高いダンスに挑戦していく企画、こうした身近なダンスを通して盛り上がる企画、それぞれに良さがある。『それスノ』とSnow Manが、自らの魅力を発信するのはもちろん、こうしてさまざまなエンターテインメントをつなげたり、広げたりする役割を果たしていく場としても機能していくとしたら、とても喜ばしいことである。

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